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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.408 TETSU

くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
密になる 10手台

くるくる展示室No.408 TETSU

金銀二色持駒の詰将棋はかなりありますが、詰将棋らしく捨て駒を入れた作品が多く、逆に捨て駒なしで金銀8枚をすべて打っていく作品はめずらしいですね。

金銀を交互に打っていく作品としては、くるくるNo.106(全邦釘 詰パラ1998年3月「シュパパーン」より) で横送り趣向を紹介しています(左図)。

本作は、それを縦送り趣向にしたもの。 単に横縦変換するのでは芸がないので、ジグザグに縦送りする軌跡にしてみました。

初手は21銀か11金か、はてまた23金(銀)捨てか。 初形をじっと眺めると、23・24・15・16・27・28・19の玉の通り道があるのがわかりますね。 ということは金銀交互に打っていけば追っていけそう。 と発想できれば、一挙に詰め上がりまで見えたのではないでしょうか。

  11金、23玉、12銀、24玉、
  23金、15玉、24銀、16玉、
  15金、27玉、16銀、28玉、
  27金、19玉、28銀 まで15手

隙間の玉の通り道が金銀で全部うまって、三密の詰め上がりになりました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
将棋の筋悪の見本のような手順ですね!

指し将棋なら破門されるかも。

本間瑞生さん:
空間を埋めていく感じ
山下誠さん:
金・銀を4セット縦に並べる素朴な作品。 初手を銀から入ると失敗。
蛇塚の坂本さん:
金銀桂香の綺麗な市松模様芸術的。
塚崎彰仁さん:
やっぱりこういう時期に詰将棋はもってこいですね
S.Kimuraさん:
このような密なら歓迎ですね.
小山邦明さん:
収束形はすごい密。 夏向きではないかもしれませんね。
ぬさん:
くる展 No.1のように、詰上り石垣にしてみたいところです。

くる展No.1も金銀交互打の横送り趣向ですね。
本作では、2筋だけの盤にして、21とぐらいを置けばいいかな。

藤田卓志さん:
物凄い密ですね。 気持ち良く玉を追いかけることができました。
占魚亭さん:
金銀で埋めていく。
おかもとさん:
初手は金か銀だけど、その意味が最後にわかる。
嵐田保夫さん:
密ならぬ過密。
池田俊哉さん:
金銀を交互に打って終わり。 最後密集形にならないかな、とか11→19にならないかな、とも思うが、これはこれで
浜野乙三さん:
密になり、金銀がきれいに並びました

くるくる展示室No.408 解答:15名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  市原誠さん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  小山邦明さん  占魚亭さん  塚崎彰仁さん
  ぬさん  浜野乙三さん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん
  本間瑞生さん  山下数毅さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。