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詰将棋おもちゃ箱 − くるくるおもちゃ箱くるくる展示室 No.381 ぬさん |
くるくるおもちゃ箱 |
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金の塊と持駒の桂4枚から考えると、桂を使って金をはがす趣向ではないかと見当がつくところ。 ということは玉を13に誘導して25桂から33桂成という手順が浮かびます。 14銀左、22玉、13銀成、同玉、25桂、23玉、33桂成、同金、 25桂に22玉と逃げるのは、次のサイクルですぐ13金と捨てられるので2手短くなってしまいます。
また、33桂成を同玉は25桂で簡単。
同金は「順番は非限定」なので、どの金でとってもOKです。
14金、22玉、13金、同玉、25桂、23玉、33桂成、同金、 金を全部取ってしまえば、最後は33桂成を同玉と取るしかありません。 ここから収束です。 32金、23玉、43龍 まで35手 作者 「8手1組の金はがしです。」
桂で金などをはがすのは、はがし趣向では一般的なパターンで、たくさん作られています。
普通はすぐに金を捨てる6手サイクル。
ここでは、その中からくるくる的な表現の作品を1作紹介しておきましょう。 ぬさんの作品は金打ちから金捨てとワンクッションおいて捨てることで8手サイクルの金はがしになっています。
検索したところでは前例は見つからず、はじめてのパターンのようです。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
43龍まで33手解。 実質解けていると思われるので、正解として扱いました。
持駒の方があとのサイクルと統一感があっていいかもしれませんね。
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くるくる展示室No.381 解答:14名 全員正解
嵐田保夫さん 池田俊哉さん S.Kimuraさん おかもとさん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |