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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.367 本間晨一さん

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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
四金から四銀へ 20手台

くるくる展示室No.367 本間晨一

銀がなければ、25と、26と、と追いかけられる形。 幸い持駒に金がたくさんあるので、25金と打って銀をはがしながらと金で追っていきます。

  25金、同銀、同と、16玉、

持駒金4が金3銀に変わりました。 まだ金は3枚あるので、続けて楽しみましょう。

  26金、同銀成、同と、17玉、
  27金、同銀成、同と、18玉、
  28金、同銀成、同と、19玉、

もう1枚金があれば打って詰みですが、現在持駒は銀4枚。
28とがなければ、28銀以下で何とかなりそう、ということで28とを消去に行きます。

  18と、同玉、19銀、同玉、

残った銀3枚を使って収束します。

  28銀、29玉、18銀、同玉、27飛成、29玉、18銀 まで27手

作者 「持駒4金による4銀はがしです。 金打、同銀、同と、玉移動の4手1サイクルを4サイクル繰り返します。 銀はがしはほぼ1本道の詰手順でやさしいと思います。 4銀をすべてはがして持駒4銀になってから、収束に入ります。」

隅の収束で銀4枚を使い切るのはうまいですね。

「La打、同Lb、同G、玉」というはがし送りの基本パターンの一つですが、縦型で銀をはがす本作の趣向は前例がなく、初めてのようです。 なお、横型では新ヶ江幸弘さんの作品(詰パラ1975年8月)があります。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
金と銀の総換えから実に銀の金でない弱点を4枚の数で補ったキレイな作品です。
山下誠さん:
最終形も1筋に銀を並べられれば最高だったが・・・
長谷繁蔵さん:
21香を置いて銀を4枚タテに並べようとしたが銀が斜めに動いて無理だった
S.Kimuraさん:
復路も銀を縦に打っていくと勘違いして,19手目に29銀としようとしていました.

銀4枚になるので、復路の趣向を期待した人も多かった。 19銀に17玉、18銀打、16玉、17銀打、15玉、16銀打までとなれば、還元玉で最高ですね。 飛が強いので流石に難しそう。

小山邦明さん:
趣向性重視の易しい問題。
津久井康雄さん:
最後は金1枚足りず、交換した4銀を全て投入しないと詰まない点が面白い。
ぬさん:
銀4枚をうまく使い切ってますね。
おかもとさん:
この単純駒交換趣向は、ありそうでなかったような。
池田俊哉さん:
金銀交換しながら下段に落とすのはわかったが、上部へ追い戻すと思ったがそうではなかった。 銀四枚をうまく使っているが、若干の重複感も残る
たくぼんさん:
金銀交換後のまとめ方が上手いですね。
占魚亭さん:
金4を銀4に換えた直後のと金捨ての味が良い。
ハマGさん:
単純明快
嵐田保夫さん:
所謂手なりで詰む形だが趣向上やむを得ないか。

くるくる展示室No.367 解答:14名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  おかもとさん
  キリギリスさん  小山邦明さん  占魚亭さん  たくぼんさん
  津久井康雄さん  ぬさん  長谷繁蔵さん  ハマGさん
  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。