次へ
次へ
詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱

くるくる展示室 No.356
菅野哲郎さん 「おたまじゃくし」

くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
元に戻る 10手以下

くるくる展示室No.356 菅野哲郎 くるくるには見えない初形ですね。 何が飛び出すのでしょうか。

56とでは36玉で後続なし。 といって57とや57馬では飛を取られてしまいます。 実はそれを恐れず57馬が正解。 36玉は35馬までなので55玉と飛を取って逃げる一手ですが、ここで44に逃がさない35馬が好手です。

44に行けなくては64玉しかなく、続いて53馬と追撃すれば、65玉、75馬まで、馬が1回転して元に戻って詰みました。

53馬のところで46馬でも詰みそうですが、これは55歩の捨て合で逃れます。

  57馬、55玉、35馬、64玉、53馬、65玉、75馬 まで7手

75−57−35−53−75と馬の1回転。 玉の動きが不規則なので純粋な趣向ではありませんが、馬の動きは十分趣向的。 馬の軌跡曲詰として楽しむ作品かもしれません。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

津久井康雄さん:
超シンプルな馬回転ですが、題名の意図は解けませんでした。

馬の動きをおたまじゃくしに見立てたのかな? 最後は元に「カエル」とか。

蛇塚の坂本さん:
馬のくるくる回り面白い。
山下誠さん:
馬の1回転を可愛らしく表現していますね。
長谷繁蔵さん:
元に戻るのは玉でなく馬でした。
S.Kimuraさん:
馬が1周して戻りましたが,題名のおたまじゃくしの意味が分かりませんでした.
藤田卓志さん:
おたまじゃくしが元に戻って、かえるになったとさ。
波多野賢太郎さん:
元に戻るのは馬だったんですね。一周回って詰んじゃうのが面白いです。
占魚亭さん:
上手くできている馬の一回転。
池田俊哉さん:
馬一回転ルントラウフの理論上最短手数...とか難しいことは言わない

ルントラウフはチェスプロブレムの用語で、ある駒が複数地点を経由して元の位置に戻ること。 でも本作は、「一回転」の方がずっとわかりやすいですね。

ハマGさん:
馬かえる
hiroさん:
詰方馬の一回転。右辺へ逃げられるのではと思いましたが、35馬を発見してほっとしました。

くるくる展示室No.356 解答:11名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  占魚亭さん  津久井康雄さん
  長谷繁蔵さん  波多野賢太郎さん  ハマGさん  hiroさん
  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。