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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.349 TETSU
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
受方は持駒なし 20手台

くるくる展示室No.349 TETSU 新春くるくる特集、最初の作品は都玉のすっきりした清貧図式。

56香、46玉に53香成と空き王手すれば、受方は歩しかありませんが、歩合は二歩でできないので逃げる一手。 55玉と戻っては54成香と引かれてしまうので、45玉と逃げます。 香は4枚あるので、続けて打って行きましょう。

  56香、46玉、53香成、45玉、
  46香、36玉、43香成、35玉、
  36香、26玉、33香成、25玉、
  26香、16玉、23香成、25玉、

最後は15には逃げられないので、25玉と逃げて、詰方にとっては待望の成香引きが実現します。

  24成香、35玉、
  34成香引、45玉、
  44成香引、55玉、
  54成香引 まで23手

4枚の香を打って成って引いて、都に戻って詰上り。
余分な手が全くない美しい手順構成を楽しんでいただけたでしょうか。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

占魚亭さん:
見事な槍使い。
山下誠さん:
香車を打って引くの4サイクル。これぞくるくるという作品。
蛇塚の坂本さん:
玉の往復の動き面白い。
市橋宗士さん:
角桂以外の対比的構図が、まず、視覚を捉える。
香を、打って、成って、引いて、という「反復」が心地良い。
受方「持駒なし」制限と7段目の歩配置で、この手順が実現できる。
桂配置は仕方がないが、角は双玉にしたが故でしょうか?
いつもながら参考になる配置、御教示ください。

飛が横に動く余詰を防ぐために双玉にして角でピンしました。
15桂は最初13と16歩配置で考えたのですが、香以外の手を入れたくないので15桂配置に。

ぬさん:
工夫すれば香打香合にできそう。
長谷繁蔵さん:
TETSUさんの軽作。
受方なしはまだまだ発展しそうです。
玉方62桂追加で31手に改作しました。

3手目53香成に55玉と戻られると?

原田雄二さん:
気持ち良く詰めることができました。
加賀孝志さん:
リズムがあり楽しいユーモアセンスあり
鳥本敦史さん:
盤に並べてリズム感を楽しみました。(本当は暗算で解かないといけないような気がするけど)

暗算で解くより盤駒で並べた方が視覚的に楽しいかも。

原雅彦さん:
ネットと無縁で解くことは無いかと思ってましたが。

本作とNo.352、No.353は詰将棋パラダイス誌の「おもちゃ箱だより」でも出題しました。

高田明浩さん:
香の動きが面白い!
おかもとさん:
香打〜香成のリズムが楽しい。
竹中健一さん:
分かりやすくて楽しい!
ハマGさん:
歩が成香に化ける感じ
池田俊哉さん:
打ち上げ花火連射で引き戻す。初形と詰上がりの対比が良い
小山邦明さん:
玉が飛でサンドイッチ状態。
詰山解道さん:
規則的な動きの作品はAIが得意とするかもしれないですね。

規則的な手順は生成できそうですが、手順を与えてそれが成立する配置を求める技術が必要ですね。


くるくる展示室No.349 解答:20名 全員正解

  赤井秀雄さん  池田俊哉さん  市橋宗士さん  おかもとさん  加賀孝志さん
  キリギリスさん  小山邦明さん  シロイヌさん  占魚亭さん  高田明浩さん
  竹中健一さん  詰山解道さん  鳥本敦史さん  ぬさん  長谷繁蔵さん
  ハマGさん  原田雄二さん  原雅彦さん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。