棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
きれいですっきりした配置は、いかにもくるくる。解いてみたくなりますね。 配置から1サイクルで斜めにずれる趣向と想像されます。 その1サイクルを考えましょう。 玉が54に、龍が62に、斜めに一つ移動できれば成功です。 74龍、62玉、54桂、61玉、 まずはこう追うところですが、54に行かせたい玉が、62、61と離れてしまい、不安になります。 でも、ここで、52金捨ての好手があるので大丈夫。 72龍から62龍と追えば、予定通り62龍・54玉型を作ることができました。 52金、同玉、72龍、53玉、62龍、54玉、 これで、金桂が1枚ずつ消えて、龍と玉が斜めに動きました。 あと3回、軽快な捌きを楽しみましょう。 65龍、53玉、45桂、52玉、43金、同玉、63龍、44玉、53龍、45玉、 56龍、44玉、36桂、43玉、34金、同玉、54龍、35玉、44龍、36玉、 47龍、35玉、27桂、34玉、25金、同玉、45龍、26玉、35龍、27玉、 金桂がすべて消えて、最後は龍でとどめを刺します。 37龍 まで41手 作者 「ローカル駒2枚を使ったちょっと面白い龍追いが狙いです。 煙詰を逆算中に、偶然この趣向が1サイクル現れて、これは繰り返せると思い創作しました。 22玉が効率の良い配置のつもりです。」 金桂だけの舞台で軽快な龍による斜め送りを実現し、その金桂もすべて消してしまう。 煙詰のような雰囲気ですが、作者は実際に煙詰の創作中にこの趣向を発見したとのこと。 途中の変化を、すべて22玉1枚で処理しているのはうまいですね。 手順と共に、この簡潔な配置も好評でした。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
くるくる展示室No.337 解答:11名 全員正解
池田俊哉さん S.Kimuraさん キリギリスさん 小山邦明さん 占魚亭さん 中沢照夫さん Pathfinderさん 長谷繁蔵さん ハマGさん 蛇塚の坂本さん 山下誠さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。