棋譜ファイル(柿木将棋kif形式）

出題時のコメント：

１０手以下。くるくるおもちゃ箱ではやさしく楽しい趣向詰を出題

趣向詰の楽しさを知ってもらおうという趣旨のくるくるおもちゃ箱。 趣向自体が楽しいことはもちろんですが、趣向詰が初めての人にも解いてもらうには、解きたくなる初形、そして、何らかの遊び心があるといいですね。

本作は銀の動きがテーマ。 ぱっと見ると、２８銀、１８玉、２７銀、１７玉、１８銀までという手順が浮かびますが、これは２８銀の時２６玉と逃げだされて失敗。 ２６歩を取られないでこの手順を実現する方法はないでしょうか。

４８銀と、いったん遠ざかるのがおもしろい手段。 ４８銀、１８玉、４７銀、１７玉と銀の筋をずらせば、２８銀ではなく３８銀という手が成立して、さっきの手順で詰め上がります。

　　４８銀、１８玉、４７銀、１７玉、
　　３８銀、１８玉、２７銀、１７玉、
　　１８銀　まで９手

この銀の動きは、ノコギリの刃を連想させるので、銀ノコと呼んでいます。 そして、詰めてみれば浮かび上がる長方形。 これが本作の遊び心でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん：

面倒でも２六歩を取られないように丁寧に銀を動かす。詰上がりもきれい。

占魚亭さん：

楽しい銀繰りミニパズル。

市橋宗士さん：

確かに「やさしく・楽しい」が、初形も気を引くし、　歩や香の１枚１枚にちゃんと意味がある。横に動けない銀の繰り替え手順をこの可憐な箱型内に収めた手腕、配置駒にも趣向性、そして何より難解ではなく、誰でも楽しめる(私にも解け？ました・・・)。

蛇塚の坂本さん：

銀の活躍本領発揮

高田明浩さん：

銀の動きがおもしろかったです！

小山邦明さん：

2枚飛車をバックに銀がくるくる移動。

S.Kimuraさん：

銀の軌跡で箱の中身を塗りつぶすには，もう2か所足りなかった．

松本浩一さん：

銀を横(縦)移動させる為に遠ざかるのが面白く、又、還元玉で四角の詰上り。
堪能、感謝です。

Pathfinderさん：

文句なしの面白さです！

池田俊哉さん：

18銀までの両王手に向けての銀の一筆書き。 何枚か飾り駒がありそうだけどそのあたりは「くるくるアート」として気にせずに

詰方の香歩は銀の動きを制限しているので、ないと早詰。 不要駒はないはずです。

hiroさん：

ひらりひらりと銀の舞。

ハマGさん：

最後18飛以下最終余詰か? などというのは野暮ですね

キリギリスさん：

銀が一生懸命頑張ったという印象です。

波多野賢太郎さん：

これは楽しいですね。詰上がりも良く、うまくできてると思いました。

攻めダルマンさん：

うまく出来てる。

長谷繁蔵さん：

１５に逃げられないように

くるくる展示室Ｎｏ．３３３　解答：１６名　全員正解

　　池田俊哉さん　　市橋宗士さん　　S.Kimuraさん　　キリギリスさん　　小山邦明さん
　　攻めダルマンさん　　占魚亭さん　　高田明浩さん　　Pathfinderさん　　波多野賢太郎さん
　　長谷繁蔵さん　　ハマGさん　　hiroさん　　蛇塚の坂本さん　　松本浩一さん　　山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。