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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.328 TETSU
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
受方は持駒なし 10手台

くるくる展示室No.328 TETSU

詰将棋を始めた頃の人に趣向詰の楽しさを感じてもらうには、
1) 思わず解きたくなるきれいな配置
2) 暗算で短時間で解けるやさしい手順
3) 趣向自体やその他の楽しくなる要素
が必要だと思います。

本作はそれを目指した作品で、盤面歩だけのきれいな対称形、受方持駒なしで合駒を考える必要もなく、シンプルに4手サイクルの趣向を4回楽しめます。

  97飛、89玉、99金、79玉、
  77飛、69玉、79金、59玉、
  57飛、49玉、59金、39玉、
  37飛、29玉、39金、19玉、
  17飛 まで17手

詰上り図99から19まで一直線の軌跡曲詰。 1手目97飛の局面と最終手17飛の局面の対比も面白さを感じてくれるかどうか。 詰方の歩4枚が金4枚に変わって対称位置での詰上り。

17飛まで17手と、2017年の幕あけにぴったりの作品でした。

今回の展示室、受方持駒指定の3作は、詰将棋パラダイスの1月号、おもちゃ箱だよりでも出題しました。 それもあって、本作は27名の方より解答をいただきました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
終わってみれば、9段目の歩が金に置き換わっている。視覚的な美しさと素朴な手順を味わう作品。
蛇塚の坂本さん:
飛と金と玉のリズミカルな動きが面白いと思いました。
小山邦明さん:
楽しい送り詰めですね。
占魚亭さん:
きれいな初形。五段目の歩の配置で飛車の打ち場所を限定しているわけですね。
加賀孝志さん:
リズムを楽しむ入門編。
S.Kimuraさん:
端から端まで簡単に移動すると,復路も期待したくなりますね.
門田和雄さん:
合駒なくても楽しいです
原田雄二さん:
最終手玉方に歩が4枚ありますが、二歩となり合駒に使えません。
ぬさん:
最近では珍しい(?)シンプルな追い手順。
鈴木彊さん:
受け方持駒なしの詰将棋も面白いものですね。
西野かなさん:
「初手に対し、98合で不詰」、真面目にそう考えてしまいました
おかもとさん:
これは美形ですね。手順も口開けにふさわしくシンプル。
藤田卓志さん:
気持ちの良い王手が最後まで!
波多野賢太郎さん:
「くるくる」は楽しい、と紹介するのにうってつけと思う作品でした。見た目がきれいなのも良いですね。
Pathfinderさん:
対称的な盤面から飛び出す手順に趣きあり。
ハマGさん:
簡明な4×4+1。
攻めダルマンさん:
今年もよろしくお願いします。
隅の老人Bさん:
歩の無い将棋は負将棋、あってもやっぱりダメでした。
竹中健一さん:
こういう作品も楽しいですね!
池田俊哉さん:
一段飛ばしのベルトコンベア。もしかして95歩はなくても良い?

初手95飛や93飛の紛れをなくすための配置。 なくても詰みます。

嵐田保夫さん:
持駒無しは辛い。
hiroさん:
初型と詰上りの盤上を比較すると、玉が9九から1九へ移動、歩4枚が金4枚に変わり、飛車が忽然と現れていますね。
暗算で解くことができるのが、素晴らしいです。

くるくる展示室No.328 解答:27名 全員正解

  赤井秀雄さん  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  おかもとさん
  加賀孝志さん  門田和雄さん  キリギリスさん  小山邦明さん  鈴木彊さん
  隅の老人Bさん  攻めダルマンさん  占魚亭さん  竹中健一さん  西野かなさん
  ぬさん  Pathfinderさん  波多野賢太郎さん  ハマGさん  原田雄二さん
  hiroさん  福村努さん  藤田卓志さん  蛇塚の坂本さん  包包糸氏さん
  山下誠さん  山田孝典さん  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。