棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
角歩全駒のきれいな形。 並びから斜め送りの趣向とわかります。 まずは銀を打っていきます。63銀に71玉とか73玉はまだ銀が3枚もあるので大丈夫。 63銀、53玉、54銀打、44玉、45銀打、35玉、36銀打、26玉、 持駒連打で次の趣向のための舞台を作るのは、菅野さんのお得意の手法。 本作でも17馬、37玉と進んで、ここからメインの趣向が始まります。 17馬、37玉、 27馬、46玉、35銀、同角、 斜めに馬で追いたいところですが、それには先ほど打った銀がいます。 そこでジャマな銀を捨てて同角と取らせれば、続けて36馬と王手できます。 35銀に55玉と逃げられる順は、44銀直、53銀直、62銀直として73銀成と捨てれば簡単。 変化にも趣向手順がでてくると楽しいですね。 36馬、55玉、44銀、同角、 45馬、64玉、53銀不成、同角、 54馬、73玉、 これまでと同じように62銀不成と捨ててしまうと、あれ? ということに。 普通に72銀成として収束します。 72銀成、83玉、84歩、92玉、82成銀、同玉、 72馬、92玉、81馬 まで33手 打った銀はすべて消えて、再び角歩だけの詰上り。 ジャマな銀を捨てながらの馬の斜め追いはくるくるNo.79など前例がありますが、本作はそれを角のお供連れで表現したところがおもしろい。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
くるくる展示室No.306 解答:16名 全員正解
嵐田保夫さん 池田俊哉さん S.Kimuraさん キリギリスさん 小山邦明さん 鈴木彊さん 隅の老人Bさん 攻めダルマンさん 占魚亭さん ぬさん 長谷繁蔵さん 波多野賢太郎さん ハマGさん 原田雄二さん 蛇塚の坂本さん 山下誠さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。