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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.283 菅野哲郎さん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
馬と銀の連携 20手台

くるくる展示室No.283 菅野哲郎

最初は銀を打っていくしかないところ。

  57銀、37玉、46銀打、26玉、35銀打、15玉、24銀引不成、14玉、

銀打送りの軽趣向で銀が4枚並んで、舞台作りは完了。 ここからが本作のハイライト。
13角成、25玉となって、馬で追っていきたいのですが、銀がジャマで24馬とできません。
ここで、34銀、同玉、35銀引、25玉と銀を繰り替えるのが巧妙な手段。 局面を見ると、なんと24銀が消えた形になっています。 これで24馬と馬追いを続行することができますね。

  13角成、25玉、34銀、同玉、35銀引、25玉、

パターンがわかれば、あとは楽しむだけ。 最後までノンストップでいきましょう。

  24馬、36玉、45銀、同玉、46銀引、36玉、
  35馬、47玉、56銀、同玉、57銀引、47玉、
  46馬 まで27手

ぱっと見ると銀を捨てながらの馬追いに見えますが、よく見ると銀を捨てながら馬と銀の2枚で追いかけていることがわかります。
最初に打った3枚の銀がすべて消えて、もともと22と13にあった角と銀が46、57まで移動して詰上り。
余分な手が全くない斜め1往復。 くるくるにぴったりな気持ちの良い趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

クニさん:
玉の昇降運動が、とても楽しかった!
小山邦明さん:
リズム感のある手順でした。
山下誠さん:
銀で築いた階段を壊しながら玉が降りてくる愉快な趣向。
占魚亭さん:
復路の銀の動きがいいですね。
ぬさん:
復路の手順がちょっと見ない感じ。
隅の老人Bさん:
行きに打った3枚の銀が、帰りには消えます。
爺さんの住んでいる名古屋の初雪の如し、かな。
S.Kimuraさん:
復路に少し悩みました.打った銀はすべて消え,盤上の13にあった銀が最後まで残るのですね.
池田俊哉さん:
銀がテーマの一往復。結局13銀が下まで降りるんですね。王は金でも良いかと思ったら余詰消しも兼ねていました
やぶいりさん:
投資して、損して、得とる。
キリギリスさん:
後半の銀を捨てながら馬を引く手順が印象深かったです。
嵐田保夫さん:
行きは良い良い帰りは 。
やまかんさん:
増やして減らす。面白い。
広瀬稔さん:
銀を消しながらの移動が面白い。銀を最初に発生させている点もいい。

くるくる展示室No.283 解答:14名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  クニさん
  國吉進さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  ぬさん
  広瀬稔さん  やぶいりさん  やまかんさん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。