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くるくる展示室 No.282 菅野哲郎さん 「付き馬」
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
馬と一緒に 20手台

くるくる展示室No.282 菅野哲郎「付き馬」

展示室で最も登場回数が多い菅野哲郎さん。 今回の個展で60回になりました。 6題とも馬が活躍する作品で、午年を振り返りつつ新年を迎えようという趣向。 まずは、詰方の馬だけでなく受方の馬も玉と一緒に付いていく楽しい作品でスタートです。

受方の馬は勝手に動くことはできないので、そこはと金がアシストします。
76と、同馬、96馬、75玉で一つ右へ。 そのまま最後までまったりといきましょう。

  76と、同馬、96馬、75玉、
  65と、同馬、85馬、66玉、
  56と、同馬、76馬、55玉、
  45と、同馬、65馬、46玉、
  36と、同馬、56馬、35玉、
  25と引、同馬、45馬、26玉、
  16と、同馬、36馬 まで27手

お供連れの趣向はたくさん作られていますが、追う駒とお供の駒が両方とも馬というのがいいですね。 まっすぐ横に行くのではなく、ジグザグに進むのもいい感じで、玉の軌跡を見ると、波型の軌跡曲詰になっています。 繰り返しも7回とたっぷり楽しませてくれて、好評でした。

本作、最初の投稿図は持駒金4枚で、金を打ち捨てながらお供の馬を動かす趣向でしたが、余詰があり、きれいな形で修正するのが難しかったので、と金捨てに変更したものです。 「付き馬」の題名は、もしかしたら途中で金を使わせるところから付けたのかもしれませんね (Wikipedia:「付き馬」を参照、YouTubeにありました:古今亭志ん朝 「付き馬」 )。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

STさん:
馬は取らないのが詰将棋の醍醐味。
市原誠さん:
ヒント通りの楽しい手順でした♪
蛇塚の坂本さん:
との誘導で馬のお供は楽しい旅でした。
小山邦明さん:
と金がきれいに捌けて気持ちが良い。
山下誠さん:
付き人ならぬ付き馬を率いて逃げる玉を楽しく追いかける。
占魚亭さん:
付き馬にぴったり張り付かれ逃げられない若旦那みたいな玉。
永島勝利さん:
凧揚げという感じですか?
ぬさん:
2頭の馬にはさまれて。
高田明浩さん:
影の主役49桂の働きに感動しました!
隅の老人Bさん:
落ゆく王を若武者1騎が追いかける、一谷嫩軍記の一幕もの。
S.Kimuraさん:
2枚の馬に挟まれて玉がジグザグに進むのが楽しいですね.
竹中健一さん:
くるくるにピッタリな感じの作品!
池田俊哉さん:
双馬鋸...というとちょっと違うか。玉を挟んで馬どうしの追っかけっこ
やぶいりさん:
攻方付き馬は落語のようなトンマではありませんでした。
キリギリスさん:
馬対馬の戦いがおもしろかったです。
嵐田保夫さん:
桂馬の雲梯。
やまかんさん:
玉方の翻弄してうまいです。収束もうまい。
広瀬稔さん:
先手の馬も、後手の馬も同じ経路を辿っていくのが面白い。
西野かなさん:
二枚の馬と、と金が織りなすコミックシアターですね。銀桂香の舞台設定が、彩りを加えています
千葉等さん:
命名の通り両馬の動きが楽しめる。

くるくる展示室No.282 解答:24名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  市原誠さん  S.Kimuraさん  STさん
  キリギリスさん  國吉進さん  小山邦明さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  高田明浩さん  竹中健一さん  千葉等さん  塚ア彰仁さん  出崎守さん
  永島勝利さん  西野かなさん  ぬさん  広瀬稔さん  藤川薫さん
  蛇塚の坂本さん  やぶいりさん  やまかんさん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。