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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.274 やよいさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
二人をお供に 30手台

くるくる展示室No.274 やよい

斜め送りを予想させるきれいな配置。 お供の二人とは、93と82のと金のようですが、どうやって動かすんでしょうか。

まず84歩、同ととすれば、93とを84に移動させることができます。 82とを73に移動させるには? そう、73と、と捨てればいいですね。 同玉は62角成から84馬なので、同とと取る一手。 これでお供の二人は先に動いたので、92銀と打って玉も一緒に斜めに動かします。

  84歩、同と、73と、同と、92銀、74玉、

これで斜めに一つ移動して最初と同じ形になりました。 ということで、しばらくはお楽しみの時間。

  75歩、同と、64と、同と、83銀不成、65玉、
  66歩、同と、55と、同と、74銀不成、56玉、
  57歩、同と、46と、同と、65銀、47玉、
  48歩、同と、37と、同と、56銀、36玉、

38には行けないのでやむを得ず36玉に、待望の角成が回ってきて収束です。

  26角成、46玉、35馬 まで33手

作者「玉と守備駒を一緒に送る、いわゆる夏木立趣向ですが、守備駒2枚で斜めに送るタイプは無さそうに思いましたので作ってみました。」

1枚の守備駒をお供に連れていく趣向は、銀歩送りを始め江戸時代からたくさん作られていますが、守備駒2枚(以上)のお供連れはまだ少なく新鮮です。 作者のいうように斜め送りでは初めてかもしれません。 サイクル数も多く、おもしろい趣向を無理のない構図で実現した作者の手腕は流石ですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
と金二枚連れての道中は黄門様みたいで面白かったです。
ぬさん:
最後はお供から引き剥がされて、あっけなく詰み。
永安克志さん:
大将を二人で守る。まるで水戸黄門御一行のようでした。
小山邦明さん:
と金のアシストで銀を引いていく動きが面白い。
やぶいりさん:
助さん格さんつれて斬られ役。
長谷繁蔵さん:
入り方がややこしかった。
山下誠さん:
と金を道連れに、銀で几帳面に追い立てる。愉快。
35角成まで31手解。 56銀に46玉と逃げたのかな。 惜しい。
S.Kimuraさん:
2枚のと金を引き連れてくるのが楽しいですね.
占魚亭さん:
役立たずのお供。
井上賢一さん:
銀で追っていくとは思わなかった。
隅の老人Bさん:
立山から黒部ダムへの一泊旅行、途中で乗ったケブルカ−を思い出す。
名無し名人さん:
歩突きからと金捨てで守備駒2枚を翻弄する味が良い。
ひろぽんさん:
と金2枚がついてくる手がおもしろい。
池田俊哉さん:
香筋を通しながら銀で追っていく。銀か角のどちらかが消えるとかっこいいんだが

くるくる展示室No.274 解答:15名 正解14名

  池田俊哉さん  井上賢一さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  小山邦明さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  永安克志さん  名無し名人さん  ぬさん
  長谷繁蔵さん  ひろぽんさん  蛇塚の坂本さん  やぶいりさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。