棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
勘のいい方は、遠くにいる飛車を見てピーンときたかも。 本作は龍ノコです。 ならば、持駒の桂4枚は何? これは、13玉と潜られたとき、25桂、22玉、33桂成と引っ張り出すためです。 初手は45角。 ここ45とにするかちょっと迷うところですが、45とでは、24玉、94飛、15玉と逃げられたとき、27桂、16玉、14龍、同香で、18飛が打てなくて詰みません。 45角、24玉、 94飛、13玉、25桂、22玉、33桂成、同玉、93飛成、24玉、 この8手で1サイクル。 45角に33玉や45玉と逃げる変化は、桂を捨てずにこのサイクルができてしまうので早く詰みます。 続けて龍ノコを楽しみましょう。 84龍、13玉、25桂、22玉、33桂成、同玉、73龍、24玉、 64龍、13玉、25桂、22玉、33桂成、同玉、53龍、24玉、 44龍に今まで通り13玉と逃げると、25桂、22玉、33龍でおしまい。 15玉と逃げて収束に入ります。 44龍、15玉、27桂、16玉、14龍、同香、18飛、17合、 34角 まで35手 初手に呼応して34角でとどめ。 龍ノコのエンジンで桂を燃料に玉をくるくる回転させる、おもしろい作品でした。 なお、桂を捨てながらの龍ノコは、橋本哲さんに右図があります(近代将棋1980年9月)。 こちらは縦型の龍ノコですが、飛角図式とはびっくり。 あわせてご鑑賞ください。 91飛成、41桂合、同龍、同玉、52銀、31玉、22銀、同玉、 29龍、31玉、23桂、22玉、11桂成、同玉、18龍、22玉、 27龍以下47手 残念ながら3手目22銀以下の余詰があるようです。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
くるくる展示室No.262 解答:10名 全員正解
嵐田保夫さん 池田俊哉さん S.Kimuraさん 小山邦明さん 隅の老人Bさん 占魚亭さん ぬさん 長谷繁蔵さん 蛇塚の坂本さん 山下誠さん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。