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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.256 しまぎろうさん
くるくるおもちゃ箱
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
銀の大活躍 20手台

くるくる展示室No.256 しまぎろう

斜めの配置がいかにもくるくるで、解きたくなります。 持駒もないので、最初は銀を引いていくしかなさそう。

  58銀、56玉、47銀引、45玉、36銀引、34玉、25銀引、23玉、

ここまでは銀知恵の輪などでよく使われる銀鎖手順です。 4枚引いたところで、普通はここで何か小細工をしてから14銀、25銀と戻すのですが、小細工できそうな配置が何もありません。 ここで、16桂が24に利いているのに注目。 24銀と進めて、なんと先ほどとひと筋ずれた銀鎖手順が出現!

  24銀、34玉、35銀上、45玉、46銀上、56玉、57銀上、67玉、

67玉まで戻ったところで、再度銀鎖手順で右上に送ります。

  68銀、56玉、57銀引、45玉、46銀引、34玉、35銀引、23玉、

また24銀としては永久運動。 ここで盤面を良く見ると、銀がひと筋ずれたことで69角の利きが14まで通っていることに気づきます。 となれば、もうお分かりですね。

  14角、13玉、24銀 まで27手

作者 「結構自信作です。銀鎖は数多く作られていますが、25銀引〜24銀の活用は意外と少ないのではないのでしょうか。銀鎖だけで1往復半もしてしまうところもお気に入りです。1回目の銀鎖は必然です。2回目〜3回目で変わったのは14角が出来るようになったこと。そして収束です。意味づけも単純で明快と思います。17とは12・14手目の変化を割り切るため、78歩は77角の支持と78角と出る余詰を消しています。解答者受けは微妙かもですが、作家的にはめっちゃ良いと思います。」

銀鎖手順で行ったり来たりはよくあるところですが、ひと筋ずれた銀鎖手順は斬新。 その意味付けも簡明でいいですね。 解答者からも好評でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

ronさん:
こういうエスカレーター的な動きをする問題がすきです。駒の特徴が良く出るからでしょうか。
中原寛太さん:
銀と玉の追いかけっこを1往復半もするとは!
最後は角も活躍してきっちりまとまりました。
小山邦明さん:
銀がスクラムを組んで玉を追いかけている感じでした。
ぬさん:
楽しい銀繰り。
市原誠さん:
行った来たり! 好きなタイプの作品です!
山下誠さん:
毎回新しい階段の上を歩く玉の動きはメルヘンの世界。
嵐田保夫さん:
昔懐かしインベーダーゲームを思い出す。
S.Kimuraさん:
銀のベルトの移動が楽しいですね.
池田俊哉さん:
四銀がそれぞれ鋸移動するだけで玉が一往復半。あっけなさ感はあるが、おもちゃ箱には最適か
隅の老人Bさん:
最近、階段の上り下りで息切れがする。
一段上がって、ドッコイショ、です。
高田明浩さん:
銀の動きがおもしろかったです。
やまかんさん:
4銀がもう1回動くのがいいね。
やぶいりさん:
銀のマスゲーム
秀和歌さん:
タイトルは「さざ波」で決定?
ひろぽんさん:
くるくるらしく楽しめました。
占魚亭さん:
いつまでも銀を動かしていたい。
長谷繁蔵さん:
銀が上手く一列移動する。面白い。

くるくる展示室No.256 解答:20名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  市原誠さん  S.Kimuraさん  小山邦明さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  高田明浩さん  塚ア彰仁さん  時風瑞季さん
  中原寛太さん  ぬさん  長谷繁蔵さん  秀和歌さん  hiroさん
  ひろぽんさん  やぶいりさん  やまかんさん  山下誠さん  ronさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。