次へ
次へ
詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.249 菅野哲郎さん
くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱

棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
受方の持駒は飛だけ 40手台

くるくる展示室No.249 菅野哲郎

斜めに一路おきに配置された駒が目をひきます。 初手は94龍しかなさそうで入りやすいところ。 合駒は飛しかないので取って簡単、87玉と逃げる一手で、97龍と据えて、趣向の準備が整ったようです。

  94龍、87玉、97龍、76玉、

77銀に85玉は94龍まで。 67玉と潜ります。
86銀と空王手で龍追いの支えの設置に成功。
66玉に77龍から75龍と、斜めに二つ移動することができました。
では、続けて楽しみましょう。

  77銀、67玉、86銀、66玉、77龍、65玉、75龍、54玉、
  55銀、45玉、64銀、44玉、55龍、43玉、53龍、32玉、
  33銀、23玉、42銀不成、22玉、33龍、11玉、

3回目は、これまで通り21玉だと31龍までで詰み。 11玉と変化します。 これなら31龍に21飛合が利きますね。
同龍、同玉に41飛と打って、なんと再び龍追いが始まりました。

  31龍、21飛合、同龍、同玉、41飛、32玉、
  31飛成、43玉、33龍、54玉、
  53龍、65玉、55龍、76玉、
  75龍、87玉、77龍、98玉、
  97龍 まで45手

最後は96玉、97龍なら還元玉ですが、97歩もあるし、趣向の流れからは98玉ですね。
階段状の斜め龍追い1往復。 支えの駒の銀を趣向の中で発生させるのがいい感じですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

しまぎろうさん:
2つの趣向を巧く組み合わせている!
長谷繁蔵さん:
一筋で終わりと思ったら・・・。やはりハイそれまでよではなかったあ!
今月もありがとう。来月もヨロシク
やまかんさん
銀をうまく使った。まさか往復するとはね。
榎政則さん:
最後、9六玉と指すべきか、9八玉と指すべきか。やはり、くるくるとしては9八玉のほうが美しいですね。最終手だけ書くので、そこは主張できませんが・・・。取って打って動いて軸になる銀の一生を眺めるだけでも楽しくなります
パスファインダーさん:
銀が最後の龍追いに再び関与するとは驚き。
ぬさん:
行きで置いた駒が帰りで拠点になっているところが面白いです。
S.Kimuraさん:
11まで追い詰めて終わりかと思いきや,ここが折り返しだったとは.
波多野賢太郎さん:
打った銀で開き王手しながら玉を追っていく往きの手順が面白いと思いました。
小林巧さん:
ついつい、合駒に歩などを考えてしまい。
結果→不詰ぢゃん!!のパターンに落ち込む。
持ち駒 飛だけってのは辛い。
つくづく玉方でなくて詰め方で良かった…と思った。{初手94龍に95合駒、飛は、同龍以下。26手目11玉に31龍、合駒は飛のみ(歩は二歩禁)など…}
兎に角、酩酊しながらも11迄、散歩して元の96へ還って来れて一安心。
楽しい還元玉でした。
やぶいりさん:
往きはユックリ帰りはセカセカ。
占魚亭さん:
銀がいい仕事してます。
池田俊哉さん:
前半銀階段を作りながら登り、帰りは龍追いで一気に下る
持ち駒制限はあるにせよ、特にこの前半の構成は素晴らしい
隅の老人Bさん:
行きは銀の階段作り、帰りはその階段を竜が登ります。
名づけて、「登竜門」。如何でしょうね、菅野さん。
三輪勝昭さん:
趣向部分には合駒制限は必要ない。
合駒制限なしで折り返しを創って欲しいし出来るはず。
嵐田保夫さん:
条件作なのが惜しまれる。
ひろぽんさん:
くるくるならでは手順が楽しめる作品です。後半飛車の打ち場所が3一飛だと千日手になるのか。

くるくる展示室No.249 解答:17名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  榎政則さん  小林巧さん
  しまぎろうさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  ぬさん  パスファインダーさん
  長谷繁蔵さん  波多野賢太郎さん  ひろぽんさん  三輪勝昭さん
  やぶいりさん  やまかんさん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。