桂香歩の並びがきれいな清貧図式。 香のエンジンがついているので、きっと歩を突きだす展開になるんだろうな、と想像できます。
63に逃げられてはダメなので、初手は52馬。44玉にさっそく45歩と突き出しが入ります。
52馬、44玉、45歩、33玉、
どうやら馬追いと歩突きで横送りする趣向のようです。 続けて楽しみましょう。
42馬、34玉、35歩、23玉、
32馬、24玉、25歩、13玉、
22馬、14玉、15歩 まで15手
端まで追い詰めたところで逃げ場がなくなって詰め上がり。 42馬に23玉など桂を取らずに逃げるのは桂成があるので簡単です。
- 作者:
- 馬でじわじわ追い込んでいくだけの易しいものです。1問目の客寄せにでも使ってもらえたらうれしいです。
馬追いと歩突き送りは、単独でも存在する趣向。 その二つをうまく組み合わせました。 ほかにもいろいろな趣向の組み合わせができそうですね。 ガイダンスで採用させていただきました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- Melissaさん:
- はたして本当にこれが正解手順なのか全く自信がありませんが・・・
大丈夫、正解ですよ。
- キリギリスさん:
- 桂の特性を上手く生かしていると思いました。
- 長谷繁蔵さん:
- 馬が上手く動く
- 三輪勝昭さん:
- 玉方の逃げ方が限定されているのを確認するのが面倒臭い。
- ひろぽんさん:
- 繰り返す手順がおもしろい
- しまぎろうさん:
- 変わった趣向ですね。面白かったです。
- 凡骨生さん:
- 軽い槍ぶすま!。
- たくぼんさん:
- 手順が限定されているのが気持ちよい
- 池田俊哉さん:
- 作意は直感で行けるが、最長手順か確認するのがちょっとややこしい
- きたさん:
- 素直な作
- 名無し名人さん:
- ミニ槍襖。
- hiroさん:
- 整然とした初形と詰上がりという印象を受けました。
「1五」歩まで15手詰というのもいいですね。
作者が意識したのかわかりませんが、詰め上げてこういう一致がでてくると、ちょっとうれしくなりますね。
- 隅の老人Bさん:
- 見事な槍襖。第1回くる展看寿賞を受賞、なら嬉しいね。
ちなみに、みなさんの感想で触れられている「槍襖」とは、北村研一さんの第1回看寿賞受賞作品です。
- 名城健太郎さん:
- 玉が鋸のように動く。
- S.Kimuraさん:
- 2手目の玉の動きが4手目以降と違っているのが気になりました.
初形で62馬,43玉ではダメだったのでしょうか.
その図だと52馬に33玉で変化同手数になるので、それを避けたのだと思います。
- 占魚亭さん:
- 桂馬は餌。
- 諏訪冬葉さん:
- 桂馬と香車がそれぞれの持ち味を出した問題だと思います。
- やぶいりさん:
- 王様のタクトで馬と歩の五重奏
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