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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.220 菅野哲郎さん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
銀桂はすべて消える 40手台

くるくる展示室No.220 菅野哲郎

1列おきに駒が並んで、1サイクルで横に二つ移動する趣向だろうと想像できます。 15銀直、23玉、21飛成、34玉と進めてみると、想像通り玉が14から34に移動しました。 まずは、この手順を繰り返せば良さそうです。

  15銀直、23玉、21飛成、34玉、
  35銀右、43玉、41龍、54玉、
  55銀右、63玉、61龍、74玉、
  75銀、83玉、81龍、94玉、

最後の75銀はヒモはついていませんが、同玉と取ると64龍の一発。
さて、ここで考えどころです。 87飛がよく利いているので、清算して取ってしまうしかなさそう。

  85と、同飛成、同龍、同玉、

3、5、7、9段目に規則正しく駒が並んできれいですね。
ここから、またまた新たな趣向が始まります。

  82飛、75玉、76歩、74玉、75歩、65玉、

今度も二つ横に移動しました。 76歩に65玉は85飛成まで。 75歩に63玉は64歩まで。 シンプルに逃げ方を限定しています。

  62飛成、55玉、56歩、54玉、55歩、45玉、
  42龍、35玉、36歩、34玉、35歩、25玉、
  22龍、15玉、16歩、14玉、15歩 まで43手

2種類の趣向で往復して、最後は還元玉で、桂も銀も全部消えて美しい詰上り。 往路の趣向で、復路の趣向のための舞台を用意するところ、うまいですね。 飛(龍)で横に二つずつ追う趣向は、くるくるNo.63など昔からいろいろ作られていますが、本作の二つのパターンは初めて。 特に復路の趣向、1サイクルに歩を突出しが2回入るのは新鮮です。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
前問と似た趣向でこちらは4本の槍襖だった。
名城健太郎さん:
85で清算するとは思いもよらなかった。
焼鳥虫さん:
ずいぶんとまたすっきりとした詰上り。還元玉で、駒取りも気にならない。
キリギリスさん:
5段目まで歩が伸びるところが上手い。
三輪勝昭さん:
歩を突かれて直ぐ5段目に逃げると飛を引かれてダメ。
二つ突かせて逃げるところが巧く出来ている。
非常に気持ちが良く気に入りました。
やまかんさん:
15歩まで45手。盤全体をうまく使ってるし、全部の駒気持ちよく働いてる。最後の突き歩詰の感触も最高。くるくるの傑作。
きたさん:
駒がさばけて素晴らしい手順。ただ81飛でも82飛でも良いようだが。
ここは非限定、どちらでもかまいません。
やぶいりさん:
行きは4拍子、帰りは6拍子、調子良く詰め上がりました。
しまぎろうさん:
綺麗に捌けて爽快でした。
占魚亭さん:
きれいに消えましたね。
松田浩輔さん:
飛車交換するのに気づくまで少し時間がかかりました。銀桂がすべて消えるのは素晴らしいと思います。
ぬさん:
17手目あたりで手が見えなくて苦戦しました。
池田俊哉さん:
折り返し部分がうまい。最後は突き歩でシンプルに
S.Kimuraさん:
復路で,歩を2回突かせないと,早く詰んでしまう仕掛けに感心しました
長谷川琴さん:
これも、最長手数を見つける問題ですね。
隅の老人Bさん:
巧みな折り返しで最終図も面白い。
勿論、往復の追いかけ方もお気に入りです。
小林巧さん:
No.218に続き××と××は全て消えるシリーズ?その2。新世紀フラクタルの様な美しい詰め上がりにうっとりする。
名無し名人さん:
94玉で一瞬手が止まりました。
精算してから後半は駒が次々と消えて気分爽快。

くるくる展示室No.220 解答:19名 全員正解

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  きたさん  キリギリスさん  小林巧さん
  しまぎろうさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  名無し名人さん  ぬさん
  長谷川琴さん  藤田卓志さん  凡骨生さん  松田浩輔さん  三輪勝昭さん
  名城健太郎さん  焼鳥虫さん  やぶいりさん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。