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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.205 菅野哲郎さん 「尺取虫」
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
二歩進んで一歩さがる 40手台

くるくる展示室No.205 菅野哲郎人生は三歩進んで二歩さがる(三百六十五歩のマーチ)。 尺取虫は二歩進んで一歩さがる。 本作は戻りながら進む珍しいタイプの趣向詰です。

22の角は21香でピンされていて動けないので、55の角を成ります。 続いて44馬と行きたいけど35の銀が利いています。 まずは55歩で成桂を取りましょう。

  33角成、54玉、55歩、同成桂、同馬、43玉、33馬、54玉、

桂を入手できたので、46桂と銀を動かすことができるようになりました。 65玉と逃げるのは55馬までなので、46桂は取るしかありません。

  46桂、同銀、

ここまでの10手で1サイクル。 斜めに一つ進みました。 銀をお供に連れていきます。

  44馬、65玉、66歩、同成桂、同馬、54玉、44馬、65玉、
  57桂、同銀不成、

銀が成ったら66馬で簡単なので、銀は不成。

  55馬、76玉、77歩、同成桂、同馬、65玉、55馬、76玉、
  68桂、同銀不成、
  66馬、87玉、88歩、同成桂、同馬、76玉、66馬、87玉、
  79桂、同銀不成、

ここからは収束です。

  77馬、98玉、99馬、87玉、77馬、98玉、99歩、89玉、78馬 まで49手

尺取虫の人生もついにゴール。 名前通りのおもしろい趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

やまかんさん:
易しいが並べてて楽しい。
凡骨生さん:
銀生を絡ませた成桂はがしで馬の動きがユニーク。
長谷繁蔵さん:
35銀は動かないと思った
きたさん:
実は一番難しかったのは99桂だった。つい79桂と打ってしまうので。
99にはと金がありますが・・・ 並べるとき見落とした?
S.Kimuraさん:
35の銀を動かせばよいことに気づいて,どうにか解けました.
やぶいりさん:
玉馬銀の障害物競走、楽しく観戦しました。
長谷川琴さん:
評価 A
46桂の所を少し考えました。
銀をお供に連れての、くるくるですね。
名無し名人さん:
正に尺取虫。命名が上手いですね。
三輪勝昭さん:
詰パラ8月号のやさ院は柿木将棋に解かせて(自分で解けよ)鑑賞。
楽しいの一言です。
菅野さんの得意は剥がしながら追って行く趣向。
こんな屈伸しながら進んで行く趣向も簡単に創ってしまうんですね。
池田俊哉さん:
最初99となしに考えてしばし悩む。銀を道連れに進む一行がユーモラス
隅の老人Bさん:
人生は1歩進んで何とやら。題して、「尺取虫」、成る程。
タクさん:
水前寺清子の歌よりは進む動きで、楽しめました。

くるくる展示室No.205 解答:14名 正解13名

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  タクさん
  名無し名人さん  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん  凡骨生さん  三輪勝昭さん
  やぶいりさん  やまかんさん  やよいさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。