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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.190 u-makuさん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
ジグザグ 10手台

くるくる展示室No.190 u-maku本作も10手台。 とはいえ、ちょっと駒数が多く、特に桂馬の利きが分かりにくいので、じっくり確認していきましょう。
身動きできない玉ですが、73桂と78角がしっかり守っているので85馬や96金はダメ。 73馬と桂を取るのも84歩合いで続きそうにありません。 ということで、初手は96馬しかなさそうです。

96馬、84玉に74馬では95玉で元に戻ってしまって失敗。 ここは75銀と捨てるのが、ちょっと指しにくい好手です。 83玉と逃げるのは74馬、82玉、73馬以下で詰み、同玉と取る一手で、それから74馬とすれば、95に戻られることはありません。

  96馬、84玉、
  75銀、同玉、74馬、66玉、

65馬とできればいいけど、73桂が利いています。 ここでも55銀と銀を捨てるのがいい手。 同玉に56馬と追うことができます。

  55銀、同玉、56馬、44玉、

ここまで来ると、出題コメントの「ジグザグ」の意味がわかったのではないでしょうか。
ちょうど4筋ずれて同じ形。 もう1回繰り返しを楽しみましょう。

  35銀、同玉、34馬、26玉、
  15銀、同玉、16馬 まで17手

詰んでみると、馬の軌跡が96−74−56−34−16とジグザグ。 玉の軌跡も95−84−66−44−26−15とジグザグになっています。
初形95玉に96馬から始まって、最後は15玉に16馬まで、盤の反対側でぴったり詰みました。

作者:
2段跳びに馬が進んでいく手順が狙いです。それに4銀捨てを加えました。

「L−同玉−G−玉」方の捨て絞り趣向。 普通は一方向に移動していくのですが、本作は追う方向が毎回ジグザグに変わるのがおもしろいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

三輪勝昭さん:
流石に往復は無理かな?
でも収束はあっけなくても重複感のないようにして欲しい。
やまかんさん:
馬がジグザグ。もう少し配置をスリムにしたいな。
市橋宗士さん:
初手から苦戦。未だ苦吟中、詰め筋が見えてこない。
朝鳥さん:
銀をまっすぐ立たせて、玉を斜に誘導。見事な対比です。
長谷繁蔵さん:
初手に苦戦。73馬としました。
やきのりさん:
初形がなかなか強面ですが…。狙いはシンプル大きなジグザグ。こんな構想も実現できるんですね。
やぶいりさん:
障害物レース。
S.Kimuraさん:
47が玉でなくてはならない理由が分かりませんでした.
47が金だと、11手目34馬、55玉、56金で早詰です。
DD++さん:
下段に逃がさないようにと思って悩んでましたが、実は逃がしても簡単に詰むんですね。
渡辺さん:
75銀に時間がかかりました。
隅の老人Bさん:
空に稲妻、春の嵐が吹きました。もうすぐ桜も咲くでしょう。
堀米隆朗さん:
玉が自陣に入る場合も2度考えなければならない為、解いた感じはありました。
初め見たときは、盤面に広く沢山の駒が配置されているので、複雑な問題かと思いましたが、暗算で解けてよかったです。
maimaiさん:
馬が大活躍の面白い趣向作品でした。
占魚亭さん:
テンポがよく、楽しい佳作。
池田俊哉さん:
馬と銀のコンビネーションが見事。玉の軌道も楽しい
タクさん:
4、5行をジグザグに送る鮮やかな手順でした。
noriさん:
こういうの作ってみたいですね。
鈴木康夫さん:
銀を捨てた時に左上に逃げられそうで不安でした。

くるくる展示室No.190 解答:19名 全員正解

  朝鳥さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  かめぞうさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  タクさん  DD++さん  noriさん
  長谷川琴さん  長谷繁蔵さん  堀米隆朗さん  maimaiさん  三輪勝昭さん
  やきのりさん  やぶいりさん  やまかんさん  渡辺さん

当選者は、展示室で発表しています。