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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.186 菅野哲郎さん
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:
受方の持駒は銀1枚。50手台

コメントの通り、受方の持駒は銀1枚だけですから、97龍とすると87銀打と合駒するしかありません。
当然の同とに、同銀成か、同銀不成かちょっと迷います。 いずれにしても86か66から銀を打つしかなさそう。
86銀、76玉、75と、66玉では後続手段なし。 66銀が正解。
先ほど87同銀成だった場合は、76玉に96龍とできるので、86成銀、75と、66玉、86龍まで。
ということで、87同銀は不成と決まります。

  97龍、87銀合、同と、同銀不成、66銀、76玉、75と、66玉、

次に86龍とすれば、斜めに一つずれて先ほどと同じ形。 これで趣向が見えました。

  86龍、76銀合、同と、同銀不成、55銀、65玉、64と、55玉、
  75龍、65銀合、同と、同銀、44銀、54玉、53と、44玉、
  64龍、54銀合、同と、同銀、33銀、43玉、42と、33玉、
  53龍、43銀合、同と、同銀、22銀、32玉、31と、22玉、
  42龍、32銀合、同と、同銀、

もうと金はないので、13銀と変化して収束です。

  13銀、21玉、12銀成、同玉、32龍、22銀合(22角成)、13(21)銀 まで51手

8手サイクルで銀をお供に連れた龍による斜め送り趣向。 と金が次々消えるので気持ちがいいですね。
受方の持駒を銀1枚に制限することにより、シンプルな配置で合駒入りのおもしろい趣向を実現しました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

やきのりさん:
難しかったです。繰り返し手順を見つけるのに一苦労。最後まで送りの手筋で決まってます。
ronさん:
手数が長いですが、くるくるなので楽しく解ける。くるくるの場合手数が長いとかえってその規則性の面白さや美しさ強調されますね。
大森常一さん:
銀合の最多記録?

銀合回数の記録は30回を超えています。

きたさん:
色々な手順があるものだと感心する
やぶいりさん:
心地よい4拍子。
嵐田保夫さん:
今年がこの昇龍のようになることを祈る!
鈴木康夫さん:
簡単な形からは想像できない複雑な趣向手順ですね。
三輪勝昭さん:
4手目同銀成は96龍の時出来る合駒がないのですね。
手数は51手詰ですか?
はい、正解です。
池田俊哉さん:
こちらは銀づくし、98の銀が一気に32まで登っていき、最後は攻方にわたってとどめ
タクさん:
持駒限定条件をうまく利用した銀合が入った送り手順には感嘆しました。何かの記録に?
S.Kimuraさん:
79角は最後まで利いているのですね.
隅の老人Bさん:
手すりに縋って階段登り。息切れがする、これも年かな。
中澤照夫さん:
易しい趣向長編作がいとも簡単に作られている。
DD++さん:
こういう場合収束2手はどれを選ぶのが普通なんでしょうね。最後の盤上の駒を減らすべく22角成としてから45手目とあわせて13銀?
どれを選んでも正解です。お好みでどうぞ。
やよいさん:
お供のいる趣向手順(いわゆる夏木立タイプ)もまだまだ色々できそうですね。
参考になります。
占魚亭さん:
銀が大活躍。
やまかんさん:
持駒限定のお手本のような作。ボディーガードのように付いて来る忠臣の98銀も最後は一緒に、、、

くるくる展示室No.186 解答:18名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  大森常一さん  きたさん
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  占魚亭さん  タクさん  DD++さん
  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  三輪勝昭さん  やきのりさん  やぶいりさん
  やまかんさん  やよいさん  ronさん

当選者は、展示室で発表しています。