タツ年の新春の詰将棋のトップバッターは「龍」が主役の詰将棋。
初手普通は25龍ですが、13玉で後続なし。 13に逃げられないように15龍と行くのが正解です。
23玉は33歩成まで。34玉と逃げます。
次も23に逃げられないように25龍とじっと寄るのが良い手。
44玉の一手で、ここまで来れば、この後の展開は予想できますね。
15龍、34玉、25龍、44玉、35龍、54玉、45龍、64玉、
55龍、74玉、65龍、84玉、75龍、94玉、85龍、93玉、
95龍、94合、85桂まで19手
- 作者:
- 狙いは 竜が主役で最初に95から15まで(25でなく)ドーンと行って後は
横に1歩1歩近づいて還元竜?の95竜までで終らせたい というもの
左端から右端までビューンと振った龍が、一歩一歩戻って還元龍で詰むのはユーモラス。
龍追いというと縦横から王手する斜め追いが一般的ですが、本作はちょっと珍しい斜めからの王手の横追い。
くるくるNo,59を横型にしたような趣向です。
初手33銀不成でも詰みそうですが、13玉に15龍、14桂合の逆王手で逃れ。 作者はしっかり読んでいます。
といっても、くるくるなので、みなさん最初から龍の王手を考えたようです。
九つの筋全部にまたがる龍の動きはおもしろく、感想もこの龍の動きに集中しました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 市橋宗士さん:
- 玉がスルスルと横滑りしていく。8、9筋の歩と「と」金がヒント。
銀と歩が並ぶのも面白い配置。初手がほぼ絶対なので何とか解けた。
- やきのりさん:
- 気持ちよく横滑り。11手目54龍でえらく悩みました。なぜ素直な終わりが見えなかったんだろう…。
54龍、64歩合、75銀、73玉、64龍、72玉で打歩詰。 でも、くるくるだから最後まで趣向で追いたいもの。
- ronさん:
- 龍で一直線に動かしていく手順は気持ちよいですね。
- 大森常一さん:
- 還元竜でしょうか。
- 長谷繁蔵さん:
- 竜のコマカイ動きが面白い
- きたさん:
- 素朴だが竜がきれいに一直線に動く
- やぶいりさん:
- 龍の横ばい。
- 嵐田保夫さん:
- 気楽な一品。
- 鈴木康夫さん:
- 龍が一間ずつしか動けないのがもどかしい。
- 三輪勝昭さん:
- 銀歩の配置が美しい。
- 池田俊哉さん:
- 一筋から九筋まで各駅停車で向かう龍
- タクさん:
- すっきりとした横送りでした。
- S.Kimuraさん:
- 向こう端に行った龍が,元に戻ってくるのですね
- 隅の老人Bさん:
- 辰年、大なる飛躍は望まず、先ずは一歩、一歩が大事かな。
- 藤田卓志さん:
- 辰年にふさわしい楽しい作品でした。
詰将棋が好きになってしまいました。
- 中澤照夫さん:
- 龍のカニ移動。スイッチバック。
- DD++さん:
- 75龍から先どうするのか悩んで、きっと85龍95龍を作意にしてくれていると信じてみるという強引な解法で突破。
- やよいさん:
- 何となく煙詰の収束になりそうな手順ですね。例によって「7段目に桂4枚ではダメなの?」などと考えましたが、右辺での余詰がきびしそうですね。
- hiroさん:
- 9五発9五行き、龍の各駅停車といったところでしょうか。
- 占魚亭さん:
- のっそりと帰還。
- やまかんさん:
- 1歩1歩戻ってくる竜の動きがいい。初手33銀生〜15竜は14桂馬の逆王手ですね。
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