棋譜ファイル(柿木将棋kif形式）

出題時のコメント：

打歩詰打開の妙手。３０手台

パッと見、２７歩、３７歩と歩を打っていく趣向が目に移ります。 しかし、７枚目の８７歩を打とうとしたら打歩詰！
８５角成、同龍と角を捨てれば打歩詰は打開できますが、全然詰みそうにありません。
角は初手１６角成とこちら側に使うのが、ちょっと意外な手。 でも成ってみれば、２７馬、３７馬と馬で追いかける手順はすぐに見えるところです。
ところが、７７馬、９６玉で、またまた打歩詰！

　　１６角成、３６玉、２７馬、４６玉、３７馬、５６玉、４７馬、６６玉、
　　５７馬、７６玉、６７馬、８６玉、７７馬、９６玉、

ここで、９５馬が出題コメントにある打歩詰打開の妙手です。

　　９５馬！、同龍、

この形になれば、さっきとは逆に９７歩、８７歩と歩を打っていく趣向はすぐわかりますね。

　　９７歩、８６玉、８７歩、７６玉、７７歩、６６玉、６７歩、５６玉、
　　５７歩、４６玉、４７歩、３６玉、３７歩、２６玉、１８桂　まで３１手

さっきと同じように困るかと思いきや、右側には１８に桂を打つ隙間がありました。
馬追いと歩連打送りの１往復、折り返しに打歩詰打開の馬捨てが入る軽快な趣向詰でした。
あまり難しい手が入るとくるくるではなくなってしまいますが、この程度ならほどよいアクセントで、作品を引き立てます。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市橋宗士さん：

七段目に見事に歩が並びました、詰め上げてビックリ。

ronさん：

馬で追って行って、端まで行ったら、歩にバトンタッチ。往復リレーといったところでしょうか。

凡骨生さん：

往きは馬で帰りは歩で追われる。

きたさん：

桂を打って詰む場所はここしかないかなと、ばか詰めを解いているようでした。

長谷繁蔵さん：

初手と思った手が最終手だったあー。

池田俊哉さん：

単純に歩を打っていくと打歩詰。邪魔角を使ったうまい一往復もの

ほいさん：

すごい押し売りだ。トリックが楽しめました。

鈴木康夫さん：

角を左に使うのではくるくるにならないと裏読み。

やよいさん：

初手１６角成を見つけるのにひと月近くかかってしまいました。
解図力には自信無い方ですが、さすがにガックリきました…

S.Kimuraさん：

玉を左へ追う方法がなかなか分かりませんでした．
馬を消す，95馬が気持ちよいですね．

隅の老人Ｂさん：

行きはよいよい馬の背で、帰りは、とぼとぼ歩きです。
一往復、お疲れ様。

DD++さん：

角がわざわざ96に利くように置いてあるのがにくい。

井上順一さん：

これが最後に解けた。歩を左から打つことになるとは予想外。

やまかんさん：

馬をうまく乗り捨てた。

やきのりさん：

初手に気づかずはまりました。桂馬が打てない〜。

嵐田保夫さん：

９七歩の果てに最終手が見えている。

占魚亭さん：

９五馬が鋭い一着。

くるくる展示室Ｎｏ．１７５　解答：１８名　全員正解

　　嵐田保夫さん　　池田俊哉さん　　市橋宗士さん　　井上順一さん　　S.Kimuraさん
　　大森常一さん　　きたさん　　鈴木康夫さん　　隅の老人Ｂさん　　占魚亭さん
　　DD++さん　　長谷繁蔵さん　　ほいさん　　凡骨生さん　　やきのりさん
　　やまかんさん　　やよいさん　　ronさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。