初手は65角成の一手。 46玉と逃げて、ここからと金軍団の攻略が始まります。
65角成、46玉、
最初は47歩と打てば簡単に取ることができますね。
47歩、同と、同馬左、55玉、65馬、46玉、
これで48のと金が消えました。
続けて47歩と打つと57玉、35馬、48玉と潜られて失敗。 さあ、どうしましょう。
そうか、48香、同と、として、48をふさげばいいんだ。 48香に57玉と逃げるのは58馬の一発。
48香、同と、47歩、同と、同馬左、55玉、65馬、46玉、
48香を同龍では飛車を取られてしまうので、同と。 と金は3枚ありますが、どのと金でとってもかまいません。
これで、2枚目のと金も消すことができました。あと2枚のと金も同じように消しましょう。
48香、同と、47歩、同と、同馬左、55玉、65馬、46玉、
48香、同と、47歩、同と、同馬左、55玉、65馬、46玉、
と金軍団がいなくなると、ラスボスの龍が登場。 といっても、強そうなのは見かけだけで、同じように退治できます。
48香、同龍、47歩、同龍、同馬左、55玉、65馬、46玉、
飛車が入手できれば、47飛の一手詰。
47飛 まで41手
香と歩を使って馬でと金を1枚ずつはがしていく、はがし趣向でした。
はがし趣向は江戸時代から創作されていて、香と歩を使ってはがす趣向も桑原君仲の将棋玉図第98番(詰将棋博物館)などがあります。
本作のポイントは馬の往復でと金をはがすところ。 これによってとてもシンプルなはがし趣向を実現しました。。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- ほいさん:
- 不思議な感覚の連打。
- K.Komineさん:
- どんどん寂しくなっていく。
- S.Kimuraさん:
- 59銀を置いてもう1位往復,などと考えましたが香車は4枚しかありませんでしたね.
- 占魚亭さん:
- テンポが良く、楽しいハガシ。
- 嵐田保夫さん:
- 岩をも砕く焦点攻め。あり得ないけどこれが実戦だったらさぞかし気持ちいいでしょうね。
- 凡骨生さん:
- 心地良いと金剥がしですね。
- きたさん:
- 手数を数えるのが一番時間がかかる
- 池田俊哉さん(作者):
- 当初飛回転で作りましたが、類似作があったため馬の往復に作りかえました。
48香が退路防止になっているところがちょっと面白いかな、と。
歩を65に置けば持ち駒趣向になっていることにあとから気づきました。
それか、
攻方;43角⇒34角、+55桂 持駒:香4
玉方:55玉⇒54玉、+65歩
とか...
- やまかんさん:
- 途中玉方の手の順番がどうなんだろうか。よくわからないのであまり楽しめなかったが限定されてるなら評価があがる。
はがし趣向は、はがす順番は非限定のことが多いですね。 これが限定されていて、そのロジックを考えなければいけないようだと、くるくるではちょっと出題できないかも。
- 隅の老人Bさん:
- 最後の香打も48、これには感心。
こんな事で感心するのは、私だけかな?
49香、同龍、47歩でもよさそうに見えるけど57玉で失敗。 退路閉鎖のため48香が限定打。
- 鈴木康夫さん:
- 成程。常に48を塞いでおく必要があるのですね。
- 渡辺さん:
- 47歩で剥して48香で呼び出す訳ですね。
最小限の構成でくるくるらしくて好きです。
|