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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.139 u-makuさん
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出題時のコメント:

桂馬劇場 第1幕。20手台


作者: 桂馬を打ってその4枚の桂馬を消してもらうという狙いです。舞玉84番を参考にしました。

九代大橋宗桂の将棋舞玉第84番詰将棋博物館)、 「四桂追戻詰」をくるくる化した作品です。 舞玉84番は、桂を斜めに連打し、その桂の階段を伝って龍で追い、桂をすべて消す美しい手順の作品ですが、盤面全体に広がり変化も難しく、解くのは大変。 本作は、根幹の趣向手順はほとんどそのままで、盤面10枚のすっきりした初形で実現しました。

玉は一見広そうですが、角の利きを確かめると66、75と斜めに動くことしかできないことがわかります。 そこで49桂、58桂と四枚の桂を連打して、斜めに送ります。

  49桂、66玉、58桂、75玉、67桂、84玉、76桂、93玉、

67桂に74玉は54龍、73玉、72とまで。
76桂に73玉は72角成、74玉、54龍、85玉、94馬まで。 また94玉は54龍、85玉、84龍とすぐに龍追いに入れるので、93玉として2手稼ぐのが正解です。

  43龍、94玉、54龍、85玉、

54龍に93(83)玉は、84龍、92玉、81龍、93玉、48角以下。 そこで85玉と脱出を図ります。

  84龍、76玉、75龍、67玉、66龍、58玉、57龍、49玉、48龍 まで21手

後半は桂の斜めの階段を使って龍追い。
打った桂がすべて消える、斜め1往復の気持ちの良い趣向詰でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
打った四桂を消すのが良い。
長谷繁蔵さん:
戻って来る所良し 銀も面白いが桂も面白い
ほいさん:
これはうっかりしやすい。変化ギリギリセーフ?。階段を作って降りて行くのが素晴らしいです。
中澤照夫さん:
斜め1列に並べた4桂がすべて消える。
大森常一さん:
連打の四桂が次々と食われていく。パックマンを連想した。
嵐田保夫さん:
航空路管制。
井上順一さん:
最初に連続で打った桂が、最後に連続で取られてきれいに消える。
71とがうまい配置。
池田俊哉さん:
折り返し部分に気を使う。何とか手数どおり?
76桂に94玉だと19手になるので、ヒントの20手台で気づいた方もいるかも。
上田大輔さん:
斜めで行って斜めで帰ってくる、そのブーメランのような玉の動きがきれいだとおもいました。
行きと帰りで一筋ずれるところがいいですね。
kbnrkさん:
一旦13玉と角を取らず逃げるのがやや意外な感じ。11手目の非限定はやや気になる。
隅の老人Bさん:
易しいが、巧みな作だと思います。
連打した桂が次々に消える、上手いなぁ。
占魚亭さん:
行きは桂馬、帰りは竜に追われ終幕。
鈴木康夫さん:
打っては消える桂馬が哀れ。
S.Kimuraさん:
桂馬を斜めに打って,それらが消えていくとは素晴らしい.
やまかんさん:
途中くるくるとしてはややこしいか。桂馬が4枚とも消えるところがいい。
渡辺さん:
玉の往復ですね。結構紛れました。2問目でこれでは先が思いやられます。

くるくる展示室No.139 解答:18名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  井上順一さん  上田大輔さん  S.Kimuraさん
  OOM TAKさん  大森常一さん  螽斯さん  kbnrkさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  占魚亭さん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  ほいさん
  凡骨生さん  やまかんさん  渡辺さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。