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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.133 老花現象さん
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出題時のコメント:

出発進行。終着はどこ? 30手台


一段目の成香、成桂が気になる配置。 とりあえず、23桂から31桂成と入るしかなさそうです。
同玉に43桂。 ははーん。 これは桂の捨て送り趣向かな、と見当がつくところ。
進めてみましょう。

  23桂、21玉、31桂成、同玉、
  43桂、41玉、51桂成、同玉、
  63桂、61玉、71桂成、同玉、
  83桂、81玉、91桂成、同玉、

一段目の線路を寄り道せずに91まで行きましたが、ここが終点。 持駒の香3枚を使って折り返します。

  92香、81玉、
  83香、71玉、82香成、61玉、72成香、51玉、62成香、41玉、
  43香、31玉、42香成、21玉、32成香、11玉、22成香 まで33手

始発の11まで戻って、ここで終着となりました。

作者:
前半は桂の手を繰り返し、後半は香の手を繰り返します。
前半は桂を4回打って成香(1枚は成桂)を取ります。
92香打ちで折り返し後、83香打〜香成〜成香寄〜成香寄(香の手4手)、
43香打〜香成〜成香寄〜成香寄(香の手4手)を繰り返します。
11玉〜91玉〜11玉と還元玉となります。
55角、95角は目障りですが、非限定を防ぐ配置です(83香以遠打・43香以遠打。23手目および33手目の成香・と金の非限定)。
自陣(玉方)に成り小駒4枚を配置してみましたら、従来とは毛色の違った作品になりました。
くるくるは、こういうのが出来るので楽しくなります。

行きは桂の捨て送り、帰りは香打から成香追いを2回と、桂の趣向、香の趣向で2倍楽しめる趣向詰。
途中寄り道なしで1往復して還元玉の詰上り。 桂と香以外の手が全く入らないのがいい感じです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

凡骨生さん:
遠くに遊びに行っても最後は元に戻ってくる。
長谷繁蔵さん:
2枚角が必要かチェックしましたが分かりませんでした。

手順を完全限定にした2枚の角が、作者のこだわり。 桂から香が狙いなので、と金の手など許しません。

w masakiさん:
行きは仲間がいて安心
帰りは追われて御用
やまかんさん:
おかえりなさい。
中澤照夫さん:
還元玉での詰上がり。
占魚亭さん:
還元玉。
池田俊哉さん:
桂で行って香で戻る。帰りの香が途中で乗り換えるのが面白い
上田大輔さん:
玉は、四枚の桂馬をさらっていき、香と成香を浜辺に残す波のようだとおもいました。
隅の老人Bさん:
一気に一往復。老人です、何処かで休憩したくなる。
井上順一さん:
1往復の間に持駒が桂3枚から香3枚に変わる。2枚の角が手順をうまく限定している。
はやしさん:
軽く往復。両方の角で限定させているこだわりが見える。
嵐田保夫さん:
昔から思っているが、成香と成桂の略字はなんとかならないものだろうか。見間違いで必ずと言っていいほど早詰してしまう。
と、杏、圭、全が詰パラ流。杏は「キョウ」、圭は「ケイ」の読みなので、間違いにくい感じもしますが、字形が似てるから?
実際の駒の裏がもともとは全部金のくずしだから仕方ないかも。
narumiさん:
後半、香車を離して打つことに気づかず,苦労した。
鈴木康夫さん:
2枚の角は限定に役立っているのですね。
S.Kimuraさん:
玉が途中で戻ると詰ませ方が少しずつ違うのが面白いですね.

くるくる展示室No.133 解答:19名 全員正解

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  井上順一さん  上田大輔さん  S.Kimuraさん
  螽斯さん  鈴木康夫さん  ストンリバーさん  隅の老人Bさん  占魚亭さん
  w masakiさん  中澤照夫さん  narumiさん  長谷繁蔵さん  はやしさん
  hiroさん  藤井規之さん  凡骨生さん  やまかんさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。