持駒はたくさんあっても、この初形ならまずは29桂と打つところ。
続いて26玉に17、26、25、14と金銀をベタに打っていくのは22玉で逃げ切り。
25金、同玉、17桂と、打った桂を活用するのがうまい手です。
14玉に、更に13金、同玉、25桂と跳ねると、桂が33に利いているので22玉でも33銀で捕まります。
そこで、25桂には14玉と折り返して、以下は金銀を順に打てば17玉まで戻って還元玉で詰上り。
29桂、26玉、
25金、同玉、17桂、14玉、
13金、同玉、25桂、14玉、
13金、25玉、14銀、26玉、
25金、17玉、26銀 まで17手
- 作者:
- 還元玉+歩なし小駒全駒.狙いは33に駒を利かすための尻金→桂跳ね2回と金銀を後ろからべたべた打つ収束です.
玉が移動していく趣向は、たいがいは縦、横、斜め45度のいずれかの方向に移動していくのですが、この作品は桂馬の利きの方向に、しかもジグザグに移動していきます。
復路も金銀を交互に打つことで、これまでのルートを逆にたどって詰み。
桂馬道の往復趣向は、くるくるNo.14など前例はあるものの、かなり珍しい趣向。
初形を歩なし小駒全駒図式にしたり、還元玉で詰めるところもうまく、美的感覚をチクチク刺激してくれます。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 市原誠さん:
- 思わず、「お帰りなさい」って、言ってしまいました。
- 占魚亭さん:
- 還元玉。客寄せにぴったり。
- 中澤照夫さん:
- 還元玉での詰上がり。
- 凡骨生さん:
- 桂は3枚分の働きですね。
- 嵐田保夫さん:
- 故郷に錦飾れず。
- 長谷繁蔵さん:
- 使用駒趣向。桂が大活躍して殉死
- しろねこさん:
- この問題はとても趣向があり面白い問題だと思いました。
どこで詰むのか楽しみでした。
桂の使い方が上手でした。
- 池田俊哉さん:
- 歩なし全小駒の軽趣向作。初手に打った桂が2段跳んで消えるのが良い
- タクさん:
- 無仕掛けになるとよかったですね。
- きたさん:
- 銀を後にとっておくのがこつ。
- はやしさん:
- The還元玉。
- S.Kimuraさん:
- 打った桂馬が2回跳ねるのが良いですね
- 上田大輔さん:
- 手順も詰め上がりの形も好きです。
- 隅の老人Bさん:
- 行きはよいよい、帰りは?
暑い、暑い。帰ってきたら昼寝です。
- 井上順一さん:
- 桂の2段跳びで還元玉。
- 鈴木康夫さん:
- 金は全て桂を生かすために有ったのですね。
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