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詰将棋おもちゃ箱 − くるくるおもちゃ箱 くるくる展示室 No.121 詰ガエルさん |
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この作品は、かなり高度な趣向。 悩まれた方も多いかと思います。 初手で目につくのは78角か香打ち。 13香では同龍で22に利いてくるので詰みません。 ならば14香では? そう、96角で52をふさぐためには、17香でなければなりません。 17香、同龍、78角、67香合、 17香のときは、同龍、78角に21玉なら、31角成、同玉、22銀成、41玉、96角、52香合、32成銀まで。 16香、同龍、67角、56香合、 次の香打も同じ理屈で16香に限定(15香、同龍、67角、21玉・・・85角、同龍)。 15香、同龍、56角、45香合、 以下は収束。 気持ちのよい飛車捨てが。 13香、同龍、同角成、同玉、12飛、同玉、34角、11玉、
以前、趣向詰を目的によって分類したことがあります(目的による分類(1) (2))。 |
柳田さんの作品があるとしても、詰ガエルさんの作品は、この高度な趣向を簡潔な形で誰でも鑑賞できるように実現したところに価値があると考え、出題させていただきました。 2010年7月10日追記
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こちらは龍と角ではなく、龍と飛。 また香打限定の意味づけが、離して打つと5筋で桂合されて6筋に飛が回れず逃れ、と全く異なります。 柳田さんの作品より発表時期が早いので、このタイプの趣向の元祖作品になるのでしょうか。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
初手より15香、同龍、78角、21玉、87角の順などの余詰防止。
33金配置だと、13香、同龍のとき34角以下の余詰。
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くるくる展示室No.121 解答:10名 全員正解 嵐田保夫さん 上田大輔さん S.Kimuraさん 隅の老人Bさん 躑躅さん 当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。 |