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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.69 老花現象さん
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出題時のコメント:

くるりくるくる。 33手


くるくる展示室No.66の本格版。 本作の方が先に投稿されていたんですが、4月はガイダンスということでシンプルな作品を出題させていただきました。

本作は2枚の角を軸にして飛車追いで回転する趣向詰です。
枠を構成する駒がちょっと多いけれど、生飛車だと逃げられる個所が多いので、やむをえないところ。
逆に手がかなり限定されているので、解き易かったかもしれません。

初手は右から行くか左から行くか。
46飛、65玉、66飛では74玉と逃げ出されるので、66飛が正解と分かります。

  66飛、47玉、46飛、38玉、48飛、27玉、28飛、36玉、
  26飛、45玉、46飛、54玉、44飛、65玉、64飛、56玉、

下の角で1回転、上の角で1回転、元に戻って歩を入手できました。
66飛に45玉は下の回転を省略できるので早い。
また、26飛に47玉なら、58金、38玉、28飛まで。

  66飛、47玉、46飛、38玉、48飛、27玉、28飛、36玉、
  26飛、45玉、46飛、54玉、44飛、65玉、66歩、56玉、
  46飛 まで33手

もう一度下の角で1回転、上の角で1回転。 1回目に取った歩を打って収束します。

角の周りを回転する作品はよく見かけますが、本作は2枚の角の周りを渡り歩くところがおもしろい。
余分な手もなくぴったり2周して還元玉で詰むのがいい感じです。
作者:
二枚角の周りを玉と飛がくるくる回る趣向。
仮に初形で▽64歩が▲66歩であれば46飛まで1手詰。
結局そうなりますが、つまりは還元玉。還元玉となれば完成品とも見られるでしょうか。
▽19とが絶妙の配置で、なぜかこれで余詰、非限定などがすっかり消えました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

香箱さん:
1歩入手して使うまでの道のり。
稲葉上さん:
二本の角柱をめぐって鬼ごっこ。8手目16玉は55の角柱がきいて大丈夫。
しかも還元玉、よくできてます。
中澤照夫さん:
龍ではなく飛車追いであるところがよい。キーは64の歩を取ること。
嵐田保夫さん:
パックマンを髣髴させる。
しろねこさん:
玉が角の周りを飛車で追いかけられる。しつこい。最後は、歩打ちで同じ順を解消。
小峰耕希さん:
45に追い込みたい、追い込まれたくない、の攻防。
長谷繁蔵さん:
♪月がとっても明いから遠回りして帰へろ 還元玉
新しい人が出て来て老花現象さん一安心
凡骨生さん:
正にくるくる目も回る。
隅の老人Bさん:
「まわるまわるよ時代は回る、喜び悲しみくり返し・・・」
古いねぇ。でも、そんな気分なのです。
タクさん:
どっちのコースか途中ちょっと迷いました。
玉将の軌跡だけ見ると2x4の斜め長四角で、ちょうど2周して元の位置に戻るのですね。
S.Kimuraさん:
2つの角の周りを交互に回るのは凄いですね.
利波さん:
角を2つ繋げるとこういう軌跡の飛車追いが可能なんですねえ。もっと長手数にもできそうですね。

くるくる展示室No.69 解答:12名 全員正解(下記)

  嵐田保夫さん  稲葉上さん  S.Kimuraさん  香箱さん  小峰耕希さん
  しろねこさん  隅の老人Bさん  タクさん  利波さん  中澤照夫さん
  長谷繁蔵さん  凡骨生さん  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。