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くるくる展示室　Ｎｏ．６５　凡骨生さん 		くるくるおもちゃ箱
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出題時のコメント：

銀がフル活躍。 ４１手。
凡骨生さんのブログ、凡爺の詰めバカ日誌では、大道詰将棋がよく出題されていますが、この展示室では入選８回がすべてくるくる。 本作も形から予想される通り、横送りの趣向詰です。

１３角成と軽く角捨てから入ります。
同玉に２４銀成、２２玉、２３成銀、２１玉、３２成銀、１２玉・・・　あれ？
手拍子に銀を成ったのがいけなかったようです。
銀は不成に好手あり。 ３連続不成で３２銀不成と行けば、１２玉なら２３香成までで、同玉と取るしかありません。

　　１３角成、同玉、２４銀不成、１２玉（２２玉）、２３銀不成、２１玉、３２銀不成、同玉、

これで２筋左に移動したことになります。 この調子でどんどん行きましょう。

　　３３歩、同玉、４４銀不成、３２玉（４２玉）、４３銀不成、４１玉、５２銀不成、同玉、
　　５３歩、同玉、６４銀不成、５２玉（６２玉）、６３銀不成、６１玉、７２銀不成、同玉、
　　７３歩、同玉、８４銀成、７２玉（８２玉）、８３成銀、８１玉（９１玉）、９２成銀、同玉、

最後の回は８４銀不成では７４玉と上がられて詰まないので、８４銀成として収束に入ります。

　　９３歩、同玉、７３飛、９２玉、８３香成、８１玉、７１飛成、同玉、７２金　まで４１手

８３飛と直打では９２玉で困ります。 ７３飛が７１飛成の飛車切りを見た限定打。
基本はくるくるながら、序の角捨て、収束の飛車切りと工夫をちりばめて楽しませてくれました。

「Ｌａ打−同玉−Ｌｂ−玉−Ｌｂ−玉−Ｌｂ−同玉」と、打捨送りユニットと捨送りユニットを組み合わせたＬ駒（ローカル駒）主体の送り趣向。 ３連続不成で捨て送るのは珍しいですね。

なお、山崎隆さんに、本趣向を更に複雑化した、銀不成５回×４回の作品があります。 是非こちらもご鑑賞ください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

コマンさん：
三連続銀不成三連発は面白い、四度目も不成としそうだった。
香箱さん：
淀みなく流れて軽快。
長谷繁蔵さん：
早詰防ぎの９２飛を上手く利用、流石に４つ目の銀は不成にしにくいわな。
しろねこさん：
難しい。解けなくて当然。
稲葉上さん：
銀生で迫るのがいいですね。玉の軌跡を考慮すると、４手目は１２玉、２８手目は７２玉と逃げるのが美学。
なるほど。 どちらの逃げ方でも同じときは解答者の美学で選ぶのもいいですね。
広瀬稔さん：
リズミカルな手順で楽しい。
隅の老人Ｂさん：
右辺より左辺へ、巧みな銀の捨て方に感心。
最後に飛も消えた、くるくるの好作？
いいえ、立派な趣向作。
中澤照夫さん：
銀生を駆使してたミニ趣向手順。収束も上手くきまった。

くるくる展示室Ｎｏ．６５　解答：８名　全員正解（下記）

　　稲葉上さん　　香箱さん　　コマンさん　　しろねこさん　　隅の老人Ｂさん
　　中澤照夫さん　　長谷繁蔵さん　　広瀬稔さん　　

当選者は、展示室で発表しています。