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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.59 岩田俊二さん
くるくるおもちゃ箱
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出題時のコメント:

遠くから狙って。 19手。


これは、くるくるとしては異色の作品。 初形から手順の構成が見破れるかどうかがキーです。
金を捌いて斜めのバッテリーを使うのは目に付くところ。 飛車をどこに動かすか。

  18金、同玉、
  17金寄、19玉、18金、同玉、


続けて3枚目の金も捌こうとすると、17金に同玉で王手がかからなくなります。 下準備が必要。

  14飛、19玉、18角成、同玉、
  12龍、19玉、18馬、同玉、

縦に飛龍を並べて、準備は万全です。

  17金、19玉、18金、同玉、24銀 まで19手

趣向自体は18での連捨て趣向なのですが、狙いを考えると詰方駒の移動趣向と考えるべきかもしれません。
駒数の関係で2回しか繰り返せないのが残念ですが、趣向の意味付けは非常に珍しく、筆者の趣向詰めの分類(上のバークリックで次の画面へ)でもこのパターンは入っていません。
作者:
カレンダーに投稿してボツになった3手詰をいじっていたら、「くるくる」になってしまいました。
変化・紛れを皆無にしてもよかったのですが、味付けにきわどい紛れをひとつ入れました。
きわどい紛れとは、14飛・12龍を58飛・78龍と縦に引いて27香とする手順。
27同玉で16金が浮いているので逃れます。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
コマンさん:
香筋を遮る為の飛龍の移動に伴う18への駒捨てにあじあり。
kb_nrkさん:
くるくるにしては難しい気もしますが、それでも易しく解けて、解後感は最高です。
中澤照夫さん:
飛と竜を1筋に集めるのが狙い。
長谷繁蔵さん:
17金引急がない急がない
しろねこさん:
本当にはじめ角、続いて飛車ととおみのお駒の王手が続き詰みでした。
名越健将さん:
両王手になると思っていたが「逆ロケット詰」。
タクさん:
玉の2コマ縦往復の記録作でしょうか?
11香の配置はうまいものですね。
19−18間で4.5往復。 もっと多い作品もありそうですが、記録は何往復?
隅の老人Bさん:
最後に16金が動いて、おもわず、「ウフフ」。嬉しいねぇ。
S.Kimuraさん:
1つ1つ順番に動かしていかなくてはならないパズルになっていて面白かったです.
3七歩の意味が分かりませんでした.
37歩がないと、飛車を七段目に引いて17飛があるので早い。
鈴木康夫さん:
金の押し売りで2枚飛車を成立させる。
諏訪冬葉さん:
飛車と龍を8,9段目に引く手ばっかり考えてました。

くるくる展示室No.59 解答:11名 全員正解(下記)

  S.Kimuraさん  kb_nrkさん  コマンさん  しろねこさん  鈴木康夫さん
  隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  タクさん  名越健将さん  中澤照夫さん
  長谷繁蔵さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。