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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.56 枝中さん
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出題時のコメント:

飛金の大捕り物。手数は秘密。


8段飛車と金で追い詰める作品は良く見るところですが、本作は飛車2枚に持駒金3枚と強力な攻撃陣です。
その代わり、受方にも57銀があるので、そう簡単にはいきません。

  38飛、49玉、
  48金、59玉、58金、69玉、68金、79玉、78金、69玉、

まずは38飛ですが、49玉に48飛は同銀なので、今度は48金と金を打つしかありません。
同銀なら、同飛、59玉、58飛、69玉、59金以下。 59だけは桂の利きがないのを利用して詰めます。
そのまま78金まで追うと、まだ金が2枚あるので、やむをえずUターン。
同じパターンで、68飛、59玉、58金、49玉、48金、39玉、38金、・・・ これが詰みそうで詰まない。
といっても68金寄では79玉で千日手。 正解は68金打です。

  68金打、59玉、58金、69玉、

58金、69玉で、やっと追い詰めたと、68金打、同銀、同金、59玉、・・・ これがまた詰まない。
正解はビックリ59金打! 78金が取られてしまうけどいいの?

  59金打、78玉、57金、79玉、
  78飛、89玉、88飛、99玉、98飛、89玉、
  88飛右、79玉、68銀 まで27手

57金でぴったり捕まるんです。 7段目の桂は余詰防ぎだけではなかったんですね。
ここからは金追いから飛追いに切り替わり、最後は銀でとどめを刺します。
作者:
19玉98飛88飛の状態からはじめたかったのですが、残念ながらそれでは29玉18飛98飛の状態から余詰が出てきてしまいます。趣向詰にしては重い配置ですがよろしくお願いします。
初形はきれいな配置で気になりません。
ただ、毎回銀で取られる変化があるのと紛れもあり、くるくるとしては手順のボリュームがありすぎかも。
くるくるというより、パズルとして楽しむ趣向詰です。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
しろねこさん:
最後、追い詰めが素晴らしい。時間の問題です。あと、88飛右の表記が珍しいです。
長谷繁蔵さん:
正解なら意外な展開
コマンさん:
ギアチェンジして57銀を奪う手順面白い。
中澤照夫さん:
玉を9段目に閉じ込めようとするとどうしても足りない。発想の転換が必要。
くるくるにしては難しい。
シャンプーさん:
追いかけていくのは、なんとなく分かったのですが、駒をとるところあたりが難しかったです。
隅の老人Bさん:
同銀と取られたらの、変化読み。くるくる?少し面倒だよ。
くろねこさん:
金で追っていって飛車でも追いかけ銀で詰ますという素晴らしい作品だと思います。
S.Kimuraさん:
変化が多くてかなり苦労しました.結局,玉方の5七銀は動くことなく,これを空き王手で取ることになるとは思いませんでした.
鈴木康夫さん:
紛れは無いけれど変化多し。

くるくる展示室No.56 解答:10名 全員正解(下記)

  S.Kimuraさん  くろねこさん  コマンさん  シャンプーさん  しろねこさん
  鈴木康夫さん  隅の老人Bさん  躑躅さん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。