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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.32 凡骨生さん
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出題時のコメント:

凡骨生さん第4弾はシンプルな入門編。15手。


縦に4枚並んだ銀、そして持駒の4枚の金が、いかにも趣向詰らしくて解いてみたくなります。
初手17龍、35玉、37龍とかする人は余詰マニア。3筋に逃げられると42飛が強く、ダメそうです。
35に逃がさないためには17馬とすればよいのですが、今度は36に逃げられます。
そこで、36金、同銀と金捨てで36を塞いでから17馬とするのが好手で、これなら25玉としか逃げられません。

  36金、同銀、17馬、25玉、

ここで、ふと見ると、初形から、一段上がった形。ということは、もうお分かりですね。趣向手順をお楽しみください。

  35金、同銀、16馬、24玉、
  34金、同銀、15馬、23玉、
  33金、同銀、14馬 まで15手

金捨てで退路封鎖しながら馬で追う、「La打−同Lb−G−玉」型の送り趣向。
このパターンはくるくる150(工藤悟志さんの作品)で登場しています。
本局は工藤作を縦型にしただけ、ともいえますが、趣向詰の場合、視覚的要素も重要なので、論理的構造が同じであっても見た目が違えば存在価値があります。
本局は簡潔な初形と15手という短手数、趣向詰の入門にぴったりのくるくるにふさわしい作品でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
風の錬金術師さん:
始め頭金かと思ったが、▽3五玉で余裕で逃げられちゃいますね。
ここからくるくる劇場。 ・・・ そのままの動きで詰んじゃいました。
今回は腹金で攻めたようです。
変化が全く無いので玉側の守手に悩まなくて良いですねー。

変化なしというのも、入門用としては重要なポイントかも。

隅の老人Bさん:
序も収束もありません。楽しく解ける、これぞ、くるくる。
涼秋さん:
一手分かれば同じパターンで解決。でもこれが「くるくる」の面白さですね。
長谷繁蔵さん:
易しい持駒趣向作
小峰耕希さん:
自分の経験からしても、この類の作品では変に収束を付けない方が良い。
小五郎さん:
きちんと整列、一糸乱れぬ動きがいいですね。

詰将棋パラダイス誌初入選、おめでとうございます。保育園にも登場して、これから大活躍かな。

toshiさん:
銀の近衛兵は,統率がとれていても王を守ってはくれないのですね.
井上順一さん:
趣向手順で、そのまま収束。シンプルでよい。
S.Kimuraさん:
4枚の銀が一歩ずつ前に出て行くのが面白い.
諏訪冬葉さん:
これ位趣向が分かりやすいと楽です
チャモさん:
簡単だけど機構がおもしろい。
hiroさん:
邪魔な銀にどいてもらったら詰み
吉川慎耶さん:
きれいに詰み上がるのですっきり爽快。

くるくる展示室No.32 解答:16名 全員正解(下記)

 石堂郁夫さん  井上順一さん  S.Kimuraさん  風の錬金術師さん
 吉川慎耶さん  小五郎さん  小峰耕希さん  コマンさん  
 隅の老人Bさん  諏訪冬葉さん  チャモさん  toshiさん
 長谷繁蔵さん  hiroさん  福島竜胆さん  涼秋さん
  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。