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詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.29 凡骨生さん
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出題時のコメント:

と金の大群で目がちかちか。凡骨生さん第2弾。33手。


と金の大群で、一目で趣向詰とわかりますが、入り方でちょっと悩まされます。
27馬の馬を取ると、同角成とお代わりが来て、詰みそうにありません。
18銀と捨てて龍筋を通すのがカタチ。
こうしてから16とと最初のと金をはがせば、同となら26銀なので同玉の一手。
ここであわてて馬を取ったりしちゃいけません。 角が利いています。
15と、14と、と順にと金をはがす趣向と予想が付きますが、すぐに15とでは同とで、25銀、17玉で逃れ。
先に17歩、同馬と逃げ道をふさいでから15とと取るのが肝心なところです。
17歩を同玉と取られたら? 26銀、16玉、15と、同と、17歩、同馬、25銀、同と、同龍まで。
ここさえ乗り切れば、楽しい趣向サイクルに入れます。

  18銀、同馬、16と、同玉、
  17歩、同馬、15と、同玉、
  16歩、同馬、14と、同玉、
  15歩、同馬、13と、同玉、
  14歩、同馬、12と、同玉、


続けて、13歩、同馬、11と、同玉、として、ふと気が付くと全然詰まない形。
実は、最後だけは13歩を打たずにすぐに11とと取るのが正解で、そのまま収束に入ります。

  11と、同玉、22銀、12玉、13歩、同馬、同銀、同玉、
  35角、12玉、13歩、11玉、44角 まで33手


くるくるおもちゃ箱第4章「お供を連れて」で紹介している馬連れ趣向で、くるくるNo.128と似たパターンですが、玉方のと金が配置されているため、変化が異なります。
簡単ながら序と収束もあり、本格的な趣向詰の香りがするくるくる作品でした。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

コマンさん:
馬をお供に楽しい散歩。
中澤照夫さん:
馬を退路封鎖に利用する。
涼秋さん:
くるくるの面白さも十分ですが,初形にはビックリですね。
石原守さん:
角のうち場所を下からばかり考えてなかなか3五から考えるのが気がつきませんでした
3題ではこれが一番時間がかかりました

54角がこの順を防いだ配置。 31角から追い戻す順でも一局できそうですね。

長谷繁蔵さん:
面白い発見でした。パラに出したい
tko001さん:
3作品とも形がとても面白かったです。
くる展29の収束での35角に24合駒、同竜の変化長手数が、やや残念。

一般には無駄合とされる合駒で、あまり気にしなくても良いかと思います。

小峰耕希さん:
くるくるにしては変化がちょっと複雑。
玉頭に叩いた歩をどちらで取っても不思議と詰んでしまう。
隅の老人Bさん:
21手目に、つい13歩打。惰性て恐いな。
S.Kimuraさん:
玉を往復させようとして角を3一から打ったため,手数が合わずに頭を抱えました.
井上順一さん:
初形がきれい。いきなり16とはダメなようで、初手に18銀と捨てるのがうまい。
たくぼんさん:
さすがに骨がありますね。筋に入ってゆっくり楽しめました
北川仁士さん:
調子に乗って最後までやると詰まないのですね。
toshiさん:
玉が馬を引きつれて移動するのが面白いですね.
どかん5号さん:
みごとにと金が消えていく。29手め、角を下から打って一歩足りないと大慌て。
チャモさん:
21手目歩を打ってしまい「待った」してしまった。

21手目13歩や29手目31角の誘い手があり、みなさん悩まされたようです。 くるくる大道棋? (^^;


くるくる展示室No.29 解答:15名 全員正解(下記)

 石原守さん  井上順一さん  S.Kimuraさん  北川仁士さん  コマンさん
 小峰耕希さん  隅の老人Bさん  たくぼんさん  チャモさん  tko001さん
 どかん5号さん  toshiさん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  涼秋さん
  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。