と金の大群で、一目で趣向詰とわかりますが、入り方でちょっと悩まされます。
27馬の馬を取ると、同角成とお代わりが来て、詰みそうにありません。
18銀と捨てて龍筋を通すのがカタチ。
こうしてから16とと最初のと金をはがせば、同となら26銀なので同玉の一手。
ここであわてて馬を取ったりしちゃいけません。 角が利いています。
15と、14と、と順にと金をはがす趣向と予想が付きますが、すぐに15とでは同とで、25銀、17玉で逃れ。
先に17歩、同馬と逃げ道をふさいでから15とと取るのが肝心なところです。
17歩を同玉と取られたら? 26銀、16玉、15と、同と、17歩、同馬、25銀、同と、同龍まで。
ここさえ乗り切れば、楽しい趣向サイクルに入れます。
18銀、同馬、16と、同玉、
17歩、同馬、15と、同玉、
16歩、同馬、14と、同玉、
15歩、同馬、13と、同玉、
14歩、同馬、12と、同玉、
続けて、13歩、同馬、11と、同玉、として、ふと気が付くと全然詰まない形。
実は、最後だけは13歩を打たずにすぐに11とと取るのが正解で、そのまま収束に入ります。
11と、同玉、22銀、12玉、13歩、同馬、同銀、同玉、
35角、12玉、13歩、11玉、44角 まで33手
くるくるおもちゃ箱第4章「お供を連れて」で紹介している馬連れ趣向で、くるくるNo.128と似たパターンですが、玉方のと金が配置されているため、変化が異なります。
簡単ながら序と収束もあり、本格的な趣向詰の香りがするくるくる作品でした。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- コマンさん:
- 馬をお供に楽しい散歩。
- 中澤照夫さん:
- 馬を退路封鎖に利用する。
- 涼秋さん:
- くるくるの面白さも十分ですが,初形にはビックリですね。
- 石原守さん:
- 角のうち場所を下からばかり考えてなかなか3五から考えるのが気がつきませんでした
3題ではこれが一番時間がかかりました
54角がこの順を防いだ配置。 31角から追い戻す順でも一局できそうですね。
- 長谷繁蔵さん:
- 面白い発見でした。パラに出したい
- tko001さん:
- 3作品とも形がとても面白かったです。
くる展29の収束での35角に24合駒、同竜の変化長手数が、やや残念。
一般には無駄合とされる合駒で、あまり気にしなくても良いかと思います。
- 小峰耕希さん:
- くるくるにしては変化がちょっと複雑。
玉頭に叩いた歩をどちらで取っても不思議と詰んでしまう。
- 隅の老人Bさん:
- 21手目に、つい13歩打。惰性て恐いな。
- S.Kimuraさん:
- 玉を往復させようとして角を3一から打ったため,手数が合わずに頭を抱えました.
- 井上順一さん:
- 初形がきれい。いきなり16とはダメなようで、初手に18銀と捨てるのがうまい。
- たくぼんさん:
- さすがに骨がありますね。筋に入ってゆっくり楽しめました
- 北川仁士さん:
- 調子に乗って最後までやると詰まないのですね。
- toshiさん:
- 玉が馬を引きつれて移動するのが面白いですね.
- どかん5号さん:
- みごとにと金が消えていく。29手め、角を下から打って一歩足りないと大慌て。
- チャモさん:
- 21手目歩を打ってしまい「待った」してしまった。
21手目13歩や29手目31角の誘い手があり、みなさん悩まされたようです。 くるくる大道棋? (^^;
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