次へ
次へ
詰将棋おもちゃ箱くるくるおもちゃ箱
くるくる展示室 No.11 老花現象さん
くるくるおもちゃ箱
くるくるおもちゃ箱
出題時のコメント:

老花現象さん、初登場。左右対称のきれいな形。39手


純対称のシンプルな初形が解図欲をそそります。
初手は56飛しかありません。 右でも左でも同じなので、ここでは 56飛右 と26の飛で王手してみましょう。
67玉と狭い方に逃げると、66飛左、77玉、76飛で、87玉は57飛まで、67玉は78銀まで。
したがって、47玉と逃げるのが正解で、攻方も、46飛、37玉、36飛、27玉、26飛、17玉 と追撃。途中で戻ると簡単に詰むのをご確認ください。
16飛、27玉、26飛左、37玉、28銀、47玉、46飛、57玉 と、銀で右辺を封鎖して追い戻します。
よく見れば、覚えのある形。 もう一度今度はさっきと対称の手順で、左辺を封鎖します。
56飛、67玉、66飛、77玉、76飛、87玉、86飛、97玉、96飛、87玉、86飛右、77玉、88銀、67玉、66飛、57玉。
今度はもう右も左も封鎖されていて逃げられません。
56飛、47玉、46飛、57玉、56飛左、67玉、47飛まで39手
詰め上げてみれば、なんと詰上りも左右対称。
なんか、インベーダーからUFOがでてきたみたいな感じですね。といっても若い人にはわからないかな(^^;

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
コマンさん:
銀のタイミングを間違えねば嬉しい詰め上がりで対称形が美しい。
中澤照夫さん:
このての2枚飛車は変化読みが大変であるが、比較的すっきりしている。
躑躅さん:
一つずつ寄っていく飛車と玉の動きがユーモラス。
今川健一さん:
易しいが、巧妙だと思います。玉方の桂の配置が特に良い。
初手は、右派、左派どちらが多いかな?。私は飲めないのに、左党。

右利きの人が多いのか、左党は3人だけでした。

長谷繁蔵さん:
詰上りも左右対称。29銀を38銀と使って苦戦。楽しめました。
老花現象さん(作者):
自作原案は19手詰で、面白味に欠けていました。
TETSUさんが改良してくださり、39手まで伸びました。
初形が対称形、手順も対称的となり、詰上りまでも対称形となりました。もはや自作ではない感じとなりました。ネット詰将棋では、こういうこともできるんですね(主宰者は大変でしょうが)。
この巧みな改良から手数を伸ばすこつを学びえたのか、なんと57手詰を作りました。6月に出題してくださると思いますが、こちらもお楽しみください。

飛追いのようなシンプルな趣向は、どのように演出するかが重要。左右で同じ手順を繰り返して魅せるのは、応用範囲が広いテクニックです。偶然、詰上りも左右対称になったので、ぐっと価値が高まりました。老花現象さんの57手の大作、6月の展示室で出題していますので、是非挑戦してください。

たくぼんさん:
詰上がりも左右対称形できれいです。
どかん5号さん:
初形も詰め上がり図も左右対称できれい。受け方の桂の利きを意識しながら立ち回る飛車の動きも世渡り上手な感じがあって楽しいです。左右どちらから動かす人が多いのか気になります。
涼秋さん:
手順はシンプルですが,左右対称の図形と玉が両端まで行き来するのが良いですね。
井上順一さん:
詰上がりも対称形。
荻絵香木さん:
作者が楽しんで作っているのが伝わってくる作品です。
初形、詰上りともに左右対称で面白い形。
福島竜胆さん:
いかにも余詰がありそうなんだけどなあ。ぬかりがあるわけないよね。
市原誠さん:
詰め上がりは、何のマークだろ・・・。
小峰さん:
初形のみならず詰め上がりも左右対称。
本局を分類すると「立体曲詰」という事になるのでしょうか。

立体対称曲詰は割と珍しいので、いずれ詰将棋美術館にも展示しようと思います。

岡村孝雄さん:
左右対称形の端から端まで一杯に往復する飛車の動き、
対称の位置に駒を配しての透かし詰めと、簡潔で綺麗な作品。
S.Kimuraさん:
玉の逃げ方が色々あって困る.玉が左右に一往復したが,最後に玉が5八の周
りをぐるりとできればもっと良かった.

くるくる展示室No.11 解答:18名 全員正解

市原誠さん  井上順一さん  今川健一さん  S.Kimuraさん  岡村孝雄さん
荻絵香木さん  OTOSEさん  コマンさん  小峰さん  たくぼんさん
躑躅さん  どかん5号さん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん  福島竜胆さん
吉田圭佑さん  涼秋さん  老花現象さん

抽選の結果、 吉田圭佑さん が当選!

おめでとうございます。 賞品をお送りしますので、賞品リスト から選んだご希望の賞品と送付先をメールでお知らせください。