木目1

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第6章 合しながら (25)
飛合しながら その2
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飛打飛合の基本パターンをちょっと一ひねり。 受方の持駒は角1枚だけです。 (4+4)×6+1=49手。

くるくる No.185

オリジナルの作品を鑑賞する

飛車は2枚しかないので、飛合しながら、の趣向では1サイクルの中で飛車を受け方に渡すことが必要です。
飛打飛合の「La打−Lb合−同La−同玉」型は、そのもっともシンプルなパターン。
本作ではそれを一ひねりして、飛打角合から角打飛合で、元の持駒に戻します。

  65飛、75角合、同飛、同玉、93角、84飛合、同角成、同歩、

これで1サイクル。 双方の持駒は元のままで1筋右に移動できました。
あとは、この繰り返しを楽しむだけ。
「La打−Lb合−同La−同玉−Lb打−Lc合−同Lb−同Ld」のパターンでした。

  55飛、65角合、同飛、同玉、83角、74飛合、同角成、同歩、
    ・・・
  15飛打、25角合、同飛、同玉、43角、34飛合、同角成、同歩、
  15飛打 まで49手

飛打や角打の位置、角の成不成など、非限定はいろいろありますが、ほとんど気になりません。
詰棋人には無条件に非限定を嫌う人も中にはいますが、非限定が気になってこのような趣向が楽しめないとしたら、不幸なことかもしれません。

飛打角合-角打飛合の趣向は筆者も1作創作していますので、こちらもご鑑賞ください。

 ===> おもちゃ箱No.9 TETSU

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