- 作者:
- 投稿はしたけれど・・・ 駒数も多く意外な採用でした
昨年11月の投稿で、他の出題との関係で採用が遅れました。
駒数はちょっと多いですが、盤面飛角桂全駒図式でうまくまとめています。
手数も7手なので、ガイダンスには適当かと思ったのですが、これが意外に難問だったようで、正解6名!
- Aさん:
- 詰上がりや趣向手順の予測が立たない短手数のばか詰は嵌るとキツイ。
5番が解けずに粘っていましたが降参します。ガイダンスと銘打つには難しすぎませんかぁ。
どうもすみません。ガイダンスでは手が限られている趣向詰の方がいいかもしれませんね。
馬、桂に持駒銀と強力なので簡単そうに見えますが、受方の防御陣も強力で、なななか詰み形が見つかりません。
こういう時は、最終手から考えてみるのが一つの方法。
初形で守備駒の利きの数を調べると、13、23、24、25、33は2枚利いています。
これに対し、14、15、22、32は1枚だけで、しかも飛車や龍の利きなので、14、22、32は途中を塞げば利きがなくなります。
こう考えると、最終手14Xや22X、32Xで詰ます順が有力そうです。
14X: 13成桂(25銀)・14馬・15玉型の詰上り・・・26をどう塞ぐか
22×: 32馬・22銀・13玉型の詰上り・・・32馬、23歩合、13桂成、同玉、24銀、同歩・・・もう1枚銀が必要
32×: 42馬・32銀・23玉型の詰上り・・・22と14をどう塞ぐか
いろいろ検討してみると、14×の順が有力そうです。でも、どうやったら26を塞げるでしょうか。
1)35銀と打って塞ぐ・・・32馬、24玉、35銀、15玉 あれ、13桂成と成れない
2)26銀、同Xと取らせて塞ぐ・・・同龍では16が空いてしまう
ここまで来ると何となく作者の構想が見えてきます。合駒を発生させて26を塞ぐんだ!
となれば、32馬に23合、26に利かせるには飛車は品切れなので香合しかないことが解ります。
32馬、23香合、13桂成、15玉、26銀、同香、14馬 まで7手
香の限定合からその合駒を動かすのが狙いのおもしろい作品でした。
22Xで詰ます順で、次の解答あり。
32馬、24玉、42馬、23玉、41馬、22玉、32馬、11玉、22銀まで9手解。
- Bさん:
- なかなか玉が1一に入ってくれず苦労しました.馬の動きが面白いですね.
協力詰は最短手数のみが正解ですが、おもしろい手順なので紹介しました。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- しろねこさん:
- 玉方がきれいに詰んでおります。
- 隅の老人Bさん:
- 今月の出題での最難問、私だけかな?
あれや、これやと、幾晩寝床で考えたやら。
繁ちゃんも、お暇?頑張ってるね。
協力詰は、普通の詰将棋のように、この手はこう受ければ詰まない、と切り捨てられないので、短手数でも難しい。解答強豪の隅の老人Bさんが幾晩も考えるようではガイダンスとしては難しすぎですね。
- おかもとさん:
- 詰上りがなかなか思い浮かばず、今回の中では一番時間がかかりました。
- 馬屋原剛さん:
- 慣れてない身では非常に難しかった。香の限定合に感嘆。
- たくぼんさん:
- 難解でした。ちょっと駒数が多い気がしますが合駒を動かすのは凄い。
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