42のと金が目につきますね。 42金の配置だと、22飛、41玉、42飛成と取ってしまって簡単。
えっ、と金でもその順で詰むって? 安南なので、42同玉で43歩が玉の利きになりますよ。
53角、同歩、43歩(これは馬の利き)、51玉、52銀、62玉、53歩成、73玉で逃げ切り成功。
初手から22馬という捨て駒もあります(取ったら23銀の一発)が、これも41玉と逃げられると、42と金が玉の利きになって詰みません。
というわけで、正解は41に逃がさない23角捨て。
同玉に今度こそ22馬は? 34玉と逃げて逃れ。
22飛から12飛成が端に追い詰める妙手です。
この形なら逃げられる心配がないので、三度目の正直、22馬が成立して詰みとなります。
23角、同玉、22飛、13玉、12飛成、同玉、22馬、同玉、23銀 まで9手
大駒3枚捨ての豪快な手順。 初形から安南特有の詰上り(桂頭玉に銀打)が予想できるので解き易かったと思います。
それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
- 真Tさん:
- 詰上がりが見えているので考えやすくてよかったです。
- たくぼんさん:
- 王道といった手順ですね。大駒3枚捨てないと詰まないとはね。
- 鈴木康夫さん:
- 安南ならば22玉23銀の詰上りは一目ですが、実現に大駒3枚の犠牲が必要とは。
-
S.Kimuraさん:
- 安南らしい動きが最後だけだったのがちょっと残念でした.
- 隅の老人Bさん:
- 桂頭の玉、定跡通りの結末。少し物足りないね。
-
ほの字さん:
- これぞ安南というべき詰め上がり。
- 小五郎さん:
- 久しぶりに安南を解いたので感覚を戻すのに苦労しました。
すっきりした攻駒1枚の詰め上りが夏にぴったり。
- 小峰耕希さん:
- よくある桂頭詰(?)で、全着手駒の動きが駒種通りなので、解後感が今一つなのは否めない。
- 諏訪冬葉さん:
- 最初3手目から
▲34銀△同歩寄▲22馬△24玉▲23飛△35玉▲26飛成
までと考えていたら△14が香車でした。送らなくてよかった。
14が歩だと、この手順でも詰みますし、作意順で22飛、13玉のとき23銀でも詰み(二歩で同歩と取れない)。 14香が良く利いています。
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