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詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート

ドキドキ展示室 No.132 TETSU

ドキドキストリート
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
双玉角3類型 20手台

ドキドキ展示室No.132 TETSU

92玉、94玉と向かい合った形は大道棋の双玉問題ではよく見られるもの。 双玉角3類型もその一つです。

誘い手としては

  • 83角、81玉、72飛成まで (94香と玉を取られます)
  • 72飛成、82合、83角まで (82桂合で逆王手)
  • 84玉、97銀成、83角、81玉、72飛成まで (97銀成のところ95銀打、同香、同銀で逆王手)

というところ。

正解はこのいずれでもなく85玉と空き王手します。 これに対し97銀成と香を取るのですが、85玉には93や95への合駒もいろいろあってちょっと指しにくいかも。 合駒の変化は棋譜ファイルをご参照ください。

  85玉、97銀成、

続けて72飛成に、82の合駒は飛か香の逆王手。 他の合駒は83角または74角で簡単です。 飛合、香合はいずれも同龍、同玉、74玉と攻めることになるので、香合が正解です。

  72飛成、82香合、74玉、87成銀、

以下は73角と打てば手数はかかるものの難しいところはありません。

  73角、92玉、94香、93歩合、同香成、同玉、84角成、82玉、
  73馬、92玉、83馬、81玉、82歩、71玉、61香成 まで23手

73馬に92玉のところで71玉も62香成以下同手数で詰むので、こちらも正解です。

すっきりした初形から攻め方の玉が2回動くおもしろい手順。 逆王手や合駒がいろいろあって、暗算で読み切るのはちょっと大変かもしれません。

それでははみなさんの感想を。 解答到着順です。

蛇塚の坂本さん:
香2枚捨てて玉を好位置7四に持って行く構想が面白い。
山下誠さん:
自王が空き王手に動く面白い手順。
松崎一郎さん:
ハラハラドキドキ王手の応酬!
川越敏司さん:
攻め方からの開き王手が2回もあって楽しい作品でした。
占魚亭さん:
攻方王と受方銀の活用がいい感じです。
小山邦明さん:
2手目の変化や12手目の合駒選びの手順が楽しめました。
池田俊哉さん:
初手飛や角が使えないとなれば自王を動かすしかないが、逆王手を避けてう回路を通るような手は面白い。 最後は結構スッキリした形になる
金少桂さん:
2手目素直に香を取る以外に93桂合や95歩合など捻った応手もあり、変化にも悩まされた。
おしいれの大冒険さん:
73馬がいい手ですね
S.Kimuraさん:
自玉の行き場所に悩まされました.

ドキドキ展示室No.132 解答:10名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  おしいれの大冒険さん  川越敏司さん
  金少桂さん  小山邦明さん  占魚亭さん  蛇塚の坂本さん
  松崎一郎さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。