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詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート

ドキドキ展示室 No.109 TETSU

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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
双玉銀問題 10手台

ドキドキ展示室No.109 TETSU

本作は、2006年頃に双玉銀問題の新型を作ろうと取り組んだものの原型です。 いくつか作ってみたものの、あまり発展させることができず、当時は出題を断念していましたが、10手台でトレーニング用にはいいかもということで、今回のドキドキひなまつりで出題させていただきました。

パっと見えるのは82銀と72銀。
82銀、92玉、73銀で簡単との読みは72歩合で失敗。
72銀に、同銀は同飛成までだから92玉、83銀成、81玉、82成銀までとの読みは2手目あっさり同銀と取られて、同飛成は51馬で奉納。
それじゃあ同飛成でなく同角成、92玉、82馬までと思いきや今度は51飛でまたまた奉納。
95馬と91飛が51の玉を睨んでいるので注意が必要です。

正解は82銀から91銀成と飛を取ってしまう手。 93玉で逃げられそうですが、ここで94飛捨てが決め手。 95馬をずらして62飛が動けるようになれば、あとは手なりの追い詰めです。

  82銀、92玉、91銀成、93玉、94飛、同馬、92飛成、84玉、
  94角成、75玉、66角、85玉、83龍、96玉、85龍、97玉、
  88龍、96玉、85馬 まで19手

それではみなさんの感想を。 解答到着順です。

小林巧さん:
これっきゃない手探し、この型での詰見本としては最適ですね。
山下誠さん:
実戦的に駒を補給しながら追い出せば捕まる。
蛇塚の坂本さん:
飛と馬の筋から自玉を避ける手が面白いと思いました。

64角成まで13手解。 94角成、75玉のとき、72龍と捨てるのがいかにも詰将棋らしい筋ですが、取らずに86玉と逃げられて失敗。 惜しい。

小山邦明さん:
逆王手になる駒を取る手段はあるかをまず考えてみました。
中村丈志さん:
なぜか6六角が見えませんでした。
S.Kimuraさん:
自玉を睨んでいる飛車だけでなく馬まで清算してしまうとは思いませんでした.
金少桂さん:
95馬の逆王手に気を取られると63銀の利きを何度もうっかり。
占魚亭さん:
ピンを解除すれば後はスラスラ。
池田俊哉さん:
攻方飛角がほぼピンされた状態なので、持駒を使うしかない
94飛と質を作ってから92飛成は常套手段か

ドキドキ展示室No.109 解答:9名 正解8名(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  金少桂さん  小山邦明さん
  小林巧さん  占魚亭さん  中村丈志さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。