|   ドキ展75、76は利波偉さんが2013年に開発した新しい類型の問題で、利波型飛問題と呼ばれています。
    シンプルな形の割に誘い手、詰筋が豊富で実戦価値のある類型で、
    各氏によりドキドキ展示室や詰将棋パラダイスなどで多数の改作が発表されています。
 横からの飛打で一発と見える形で、下からの飛打や金を動かす空き王手・両王手も有望そう。
 
 74飛には84角と逃げ道を空ける移動合が妙防で、同飛、95玉、77角、96玉、87銀、97玉とするする逃げられ
    「お客さん、惜しかったね」。
 
 73金から83馬の読みは、61龍と馬を取られて奉納。
    93金、同玉、73飛は同角と取られて失敗。
    91龍と95角の利きを見落とすと大道棋屋さんを喜ばせます。
 
 正解は92飛、同龍、同金と龍を取ってしまう手。
    83合は93飛、84玉、83馬までなので84玉と逃げる一手で、94飛以下捕まります。
 
      92飛、同龍、同金、84玉、94飛、73玉、62馬、83玉、93金 まで9手
 63歩を見て62馬を発想できれば難しくはないかなと思って肩慣らしとして出題したのですが、
    62馬まで5手、62馬まで7手の解答も。
    大道棋は錯覚しやすいよう作られているので、要注意ですね。
 それではみなさんの感想を。解答到着順です。
 
      高田明浩さん:    
      好印象な素朴攻め!
     
      山下誠さん:
      飛車を惜しんでいきなり9二金では逃れるのが怖いところ。
     92金、84玉、94飛でも同じだと思うと、最後の93金を同龍と取られてしまいます。
    もっとも92金では61龍と馬を外されても詰みませんが。 
      S.Kimuraさん:    
      柿木将棋IXと詰将棋対戦をしましたが,1回で詰ますことができました.ところで,盤面65の歩は必要だったのでしょうか.
 この歩がなければ,No.76と63の歩の向きが違うだけの双子問題になっただけに残念ですね.
 65歩がないと、ドキ展76の順でも詰んでしまいます。 
      蛇塚の坂本さん:    
      初手から意外に激しい飛交換とは驚く。
     
      市橋宗士さん:    
      横から打つ順から読み始めたので時間がかかりました。76番と比べながら解いていて、はたっ、と気付いた手順、
 肩慣らしどころか、充分に汗をかいて、はあはあ、ぜいぜい・・・
 でも、面(おもて)爽やかな「妹」さんでした・・・
 
      小山邦明さん:    
      91が龍の時の基本手筋の初手92飛。
     
      津久井康雄さん:  
      横から飛車を打って詰まないのが不思議に思えます。
     
      長谷繁蔵さん:  
      これで今月も解答参加出来る。くたばったと思われないように。
 北海道の皆さんお元気ですか?
 
      山田行人さん:  
      1問だけ解けましたので、応募します。他の問題も頑張ります。
 初解答ありがとうございます。
    展示室では毎月いろいろなタイプの詰将棋を出題していますので、
    気にいった問題があったら、また挑戦してください。 
      占魚亭さん:  
      客寄せ向きの好編。 手数のヒントがなかったら、92飛は最後に考えますね。
     
      池田俊哉さん:  
      初手74飛が詰まないのを確認するだけ。 92飛型の基本手順か 
     
      嵐田保夫さん:  
      76番とセットでないと味が出てこない 。
     
      鳥本敦史さん:  
      63歩配置がコロンブスの卵。紛れも減らすことなくうまくできていると思います。
     
      ハマGさん:  
      初手からのの駒交換が盲点となって手間取りました
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