棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
まずは肩慣らし 10手台
ドキドキバレンタイン、最初は肩慣らしの客寄せ作品です。 守り駒もほとんどない玉に大駒3枚ですから、これで詰まないはずがないと思わせる良い類型。 いや、本作は実際すぐ詰むんですが。 初手73角成に94玉は64飛までと思わせて、92玉、81馬、同玉、86飛以下が、捨駒も入ってもっともらしい誘い手。 実際手を出してみると、73角成に94玉と逃げて涼しい顔。 なんか変だなと思いながら64飛と走ると、74金合という妙防がとんできます。 大道棋よもやま話ではこの類型の問題を何作か出題しているので、こちらの読者にはおなじみの受けですね。 64飛は74金合で切れ筋と即断された方が多かったのですが、金合のあともいろいろ手が続き、こちらが正解の問題もあるので要注意。 例えばこの問題で75桂が歩や香だったらこの筋で詰みます。 73角成、94玉の時、84馬、同玉、86飛、94玉、72馬までという、これも捨駒が入る詰将棋らしい誘い手があります。 これも86飛に85歩と捨て合されて奉納。 横からの王手も縦からの王手もダメとなると、さて、正解は? 73角成、94玉に、95馬と切るのが強手。 同玉に96飛、84玉となれば、76桂がぴったりであっさり解決します。 73角成、94玉、95馬、同玉、96飛、84玉、76桂、83玉、 86飛、94玉、84飛、95玉、84馬 まで13手 95馬を読んでいながら、86飛に92玉と逃げて81飛成まで11手の解答も。 惜しい。 肩慣らしでも油断は禁物です。 それではみなさんの感想を。解答到着順です。
ドキドキ展示室No.52 解答:17名 正解16名
池田俊哉さん 市橋さん S.Kimuraさん キリギリスさん 金少桂さん 小山邦明さん 鈴木彊さん 隅の老人Bさん 攻めダルマンさん 占魚亭さん 鳥本敦史さん 波多野賢太郎さん 蛇塚の坂本さん 山下誠さん 陽気なわらしべ長者さん ronさん
当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。