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詰将棋おもちゃ箱ドキドキストリート
ドキドキ展示室 No.52 TETSU
ドキドキストリート
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)

出題時のコメント:

まずは肩慣らし 10手台


ドキドキ展示室No.52 TETSU

ドキドキバレンタイン、最初は肩慣らしの客寄せ作品です。

守り駒もほとんどない玉に大駒3枚ですから、これで詰まないはずがないと思わせる良い類型。 いや、本作は実際すぐ詰むんですが。

初手73角成に94玉は64飛までと思わせて、92玉、81馬、同玉、86飛以下が、捨駒も入ってもっともらしい誘い手。 実際手を出してみると、73角成に94玉と逃げて涼しい顔。 なんか変だなと思いながら64飛と走ると、74金合という妙防がとんできます。 大道棋よもやま話ではこの類型の問題を何作か出題しているので、こちらの読者にはおなじみの受けですね。

64飛は74金合で切れ筋と即断された方が多かったのですが、金合のあともいろいろ手が続き、こちらが正解の問題もあるので要注意。 例えばこの問題で75桂が歩や香だったらこの筋で詰みます。

73角成、94玉の時、84馬、同玉、86飛、94玉、72馬までという、これも捨駒が入る詰将棋らしい誘い手があります。 これも86飛に85歩と捨て合されて奉納。

横からの王手も縦からの王手もダメとなると、さて、正解は?

73角成、94玉に、95馬と切るのが強手。 同玉に96飛、84玉となれば、76桂がぴったりであっさり解決します。

  73角成、94玉、95馬、同玉、96飛、84玉、76桂、83玉、
  86飛、94玉、84飛、95玉、84馬 まで13手

95馬を読んでいながら、86飛に92玉と逃げて81飛成まで11手の解答も。 惜しい。 肩慣らしでも油断は禁物です。

それではみなさんの感想を。解答到着順です。

陽気なわらしべ長者さん:
この作品を楽しく解けたから今年はバレンタインチョコ沢山貰えるかなぁ?
山下誠さん:
馬を切るのが正解とは1本取られました。金合されてはお手上げですね。
蛇塚の坂本さん:
9四玉を6四飛で詰みと思いきや7四の中合が絶妙ですね。馬捨てからは手なりで行けました。
鳥本敦史さん:
肩慣らしとのことなのでこれで回答はよしとしておきます。罠らしい手順は見えてきませんが嵌まったら大変。
鈴木彊さん:
75桂の配置が76桂打を暗示している。
波多野賢太郎さん:
3手目6四飛がダメなのは私にもすぐにわかりました。肩慣らしにはぴったりでした。
小山邦明さん:
馬をなくす手は指しづらい。
金少桂さん:
75と95の壁駒がなんで桂なのかなと思ったらなるほど納得でした。
3手目64飛が74金合で明確に切れ筋なので他の手段へのアプローチが大切ですね。
S.Kimuraさん:
3手目に64飛するも,中合されて,一本献上しました.
成ったばかりの角を捨てるのは,気づきづらかったです.
隅の老人Bさん:
これは簡単。3手目に64飛、応手は74金合、これでドキドキ。
ronさん:
初手64飛から中合いする筋にハマり時間がかかりました。
池田俊哉さん:
三手目64飛が詰まないのを確認するだけ。
入門編には最適かと
市橋さん:
3手目で飛で行くと中合いで逃れる。
玉方の2枚の桂配置がうまい。
私にとっては、「肩慣らし」以上です。
占魚亭さん:
86飛のタイミングがポイント。
攻めダルマンさん:
64飛車の筋をしっかり読んじゃいました。

ドキドキ展示室No.52 解答:17名 正解16名

  池田俊哉さん  市橋さん  S.Kimuraさん  キリギリスさん  金少桂さん
  小山邦明さん  鈴木彊さん  隅の老人Bさん  攻めダルマンさん  占魚亭さん
  鳥本敦史さん  波多野賢太郎さん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん
  陽気なわらしべ長者さん  ronさん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。