木目1

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ドキドキ No.10 表紙に戻る
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出題時のコメント:
今回はドキドキ対戦も研究問題も月初めのサービス問題。
両方共手数はヒトケタです。はじめての方もお気軽にどうぞ。

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縦型の銀問題。 銀問題の中では、93玉型、81玉型についで問題数の多い類型(銀3問題)で、 70題以上の問題があります。

飛車がなければ95銀〜86馬の3手詰。 それではと83飛成と捨てると、同桂で95に利いてきます。 83銀引、83銀打も同金なら詰むけど同桂でアウト。 ちょっと工夫して、95銀〜96銀としてから83飛成としても、やはり同桂で失敗です。

83から攻めるのはダメ、となるとあとは95銀と捨てて飛車の開き王手。 82飛成には77銀生、88飛には86歩合、と大道棋流の妙防が用意されています。 正解は82飛成の方でした。 85金の穴塞ぎがポイント。

はじめてのヒトケタ問題とあって、金田拓海さん、坂田真保さんのお二人が初解答。 これからもよろしくお願いします。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

神無七郎さん:
易しくて入門用には最適か。
私は大道棋には詳しくないのですが、この類型で新しい筋を見つけるというのは結構難しいんじゃないですか?

本局の手順、実はある問題の余詰順です。

ミーナさん:
さすがにこれは一目でした。 とはいうものの、最初は72銀を玉方にしていて、後から気づいたものの影響なし。 これも大道棋ならでは。今月はこのタイプのバリエーションですね。

この類型は新作が作りにくいので、シリーズ化は難しそう。

金田拓海さん:
3手目▲8二飛成の変化も強烈。 しかし△7七銀不成で詰まないことに驚いた。

「詰むといえば詰まない。 詰まないといえば詰む。 これが七変化(ばけ)将棋」 というのが、大道棋の口上。 3手目88飛、77香成以下で詰むかと思えば88飛に86歩合で詰まない、82飛成に77銀不成で詰まないと思えば詰む。 ここが大道棋の面白さですね。

坂田真保さん:
短手数なのに意外と紛れにはまってしまいました.
(3手目▲8八飛とか▲9六銀とか...)
やっぱり大道棋っていいですね.

相馬さんの「詰将棋マニアックス」で本格的な作品を見せていただきました。 今週の研究問題で、類型を出題させていただきましたが、いかがでしょうか...

こんさんさん:
個人的にはこの類型は好みではありません。
初手の紛ればかりがめだち作意はごたごたした順が多いというのがその理由です。

たしかに、この類型はすっきりした問題が少ないですね。

岡村孝雄さん:
「手数はひとケタ」ということで、短くまとまりそうな初手95銀を選択しました。
おっと、来週以降のために、他の誘い手も調べておかないと…… (^^;;

この型はこれで終わり。 残念でした (^^;

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