木目1

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ドキドキ No.11 表紙に戻る
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出題時のコメント:
相馬さんの「詰将棋マニアックス」で坂田さんの大道棋をみせていただきました。
なかなかおもしろいので類型を作ってみました。 ちょっと難しいかも...

LINE

大道棋インデックスで香6問題と呼んでいる類型ですが、香打に対して歩合で応じるのは坂田さんの問題がはじめて。 詰マニの坂田さんの作品は、61馬に飛合、86香に歩の連続合が飛び出します。

本局はそれを誘い手に採用した大道棋らしい問題。 すなわち、

A 83歩成、同玉、86香 は
  85歩合、同香、84歩合 で逃れ
B 71角成、82角合、83歩成、同玉、86香 も
  85歩合、同香、84歩合、61馬、72飛合 で逃れ
C 71角成、82角合、83歩成、同玉、61馬、72飛合、86香 も
  85歩合、同香、84歩合 で逃れ

角合、飛合、歩の中合、捨合、これがすべて限定となれば、普通の詰将棋なら、ほぼ間違いなく作意順です。 ところが大道棋は、それを誘い手(紛れ)にしてしまうのだから、贅沢なものですね。 この贅沢な誘い手にはまった方が多く、みなさん苦戦されたようです。 解けなかった方は上の図面で手順をご鑑賞ください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

神無七郎さん:
82角〜72飛の合駒、8筋での2段中合を散々読まされました。
よほど盤駒を使おうかと思ったんですが、意地で3手目同馬を発見し、一件落着。
この類型、詰マニで見るまで知らなかったんですが、優秀そうですね。

本局を盤駒を使わないで解けるとはお強い。

坂田真保さん:
すばらしいです.初手や3手目に▲8三歩成とすぐにいきたくなってしまうので,▲8二同馬はなかなか見えませんでした.
紛れもたくさんあって,かなり解きにくかったです.
(収束は1番駒が余らない順を選んでおきました.)

22手目の合駒は何でも同手数ですが、余り駒が少ない角合を作意にしました。

こんさんさん:
61馬72飛合いの紛れに思い切りはまりました。
次回はこれで出題でしょうか。
普通の作品としても面白いと感じました。

普通の作品なら、連合の筋でまとめるのでしょうか。

ミーナさん:
3手目英断。61馬、72飛合にはまりました。
こちらでのまとめも考えてみたのですが、香打と手順前後が消しにくい。
14手目捨合から93玉がアクロバチック。
最後は72で一枚稼げるのをうっかりして、手間取りました。
普通の合駒問題に近い感覚で、これ以上のアレンジは難しい?

14手目の捨合を同香成だと91玉で「お客さん、惜しかったね」。

岡村孝雄さん:
まず3手目83歩成、次に初手83歩成の筋が映り、何本も取られました(笑)。
他の王手といえばこれしかないなあ……と指した82同馬ではありますが、ここに詰みがあったとは驚き。

83歩成が「ゆうわくのあまいワナ」 って古すぎましたか (^^);

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