詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.174 吉田京平さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
・・・最短 10手台

記録展示室No.174 吉田京平

成駒六種移動合は、双玉にして攻方の合駒も活用すれば記録展No.173が示すように11手で可能なのですが、 受方の合駒だけなら何手でできるか。 これまでの記録、金少桂さんの17手に対し、更なる短縮に挑戦したのが本作です。

作者 「受方成駒六種移動合の短手数記録作品(15手)、受方順列成駒六種移動合の短手数記録作品(15手)です。 金少桂氏作の解答発表にて、これ以上手数を短くするのは難しそうとの解答者の感想があったため、さらに短くしてみました。」

初形をよく見ると、後手の持駒は歩しかなく、4筋5筋6筋は二歩で歩は打てないことがわかります。 そこで、56桂と跳ねて49香で王手すると移動合の一手。 48龍の移動中合から46馬の移動捨合が唯一可能な受けです。

  56桂、48龍、同香、46馬、同香、55玉、

44香は37歩成と角を抜かれてダメなので、44桂か64桂。 44桂では後に65香の移動合が発生して逃れ、63香の利きを止める64桂が正解です。 64桂に対し可能な合駒は、57成銀、56成銀、56成桂の3通り。 57成銀は同香で、66玉は77銀以下、56成桂は77角以下、いずれも13手。 そして56成桂も75飛以下13手。 56成銀は下記の通り15手なので、この順が正解です。

  64桂、56成銀、77角、66成桂、75飛、65成香、53龍、54と
  47桂 まで15手。

受方の6種類の成駒の移動合が龍からと金まで順番に登場。 受方成駒六種移動合および受方順列成駒六種移動合の短手数記録を17手から15手に更新しました。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
こちらは成駒の順列移動合!これも凄い。
名越健将さん:
何の記録かを考える。こちらの方が難しい。
松崎一郎さん:
順列六種移動合の詰手数最短ですか?

受方の成駒六種移動合、順列でなくても最短でした。

川越敏司さん:
歩以外は全駒使っての都詰め最短手数かな?

この条件なら1手詰ができそうですね。

おかもとさん:
成駒六種の移動合、この作品は受方のみの順列。桂の二段跳ねもナイス。
たくぼんさん:
玉移動がなしでいければ13手でいけるのでしょうが相当難しそうですね
森田正さん:
玉方成駒全種の順列移動合ですね。素晴らしいです。
池田俊哉さん:
No.173に続いて「順列六種成駒移動合」の単王バージョンの最短手数ということでしょうか。 No.173は38成銀が先手の移動合だったので純粋に玉方の合駒のみで、短編の手数というのは良く作った、と言えそう
ootanowatasi67さん:
順列成駒中合でしょうか。2作セットで創作されたのでしょうね。楽しめました。

49角まで13手解。 8手目57成銀と中合したのかな。 普通に56成銀の方が長いのでした。

小山邦明さん:
順列成駒6種移動合の最短手数でしょうか(記録展示室 No168を更新)。
占魚亭さん:
成駒順列移動合の最短記録。 開き王手のスタートで2手短縮は「なるほど」です。

記録展示室No.174 解答:12名 正解11名(下記)

  池田俊哉さん  おかもとさん  川石隆志さん  川越敏司さん
  小山邦明さん  占魚亭さん  たくぼんさん  名越健将さん
  松崎一郎さん  森田正さん  山下誠さん  

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。