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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.158 吉田京平さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
飛角金銀持駒 20手台

記録展示室No.158 吉田京平

作者「飛角金銀持駒です。
この持駒趣向は史上初ではありませんが、本作は全着手駒打ちの手順により、理論上の最短手数となる23手を実現しました。
本作は、単独での短手数記録となりますでしょうか。」

本作は、飛角金銀持駒の短手数記録作品(23手)。 持駒12枚ですから、すべて打つには23手かかるので、これは理論的な最短手数になります。

飛角金銀持駒の作品は記憶になかったので検索してみたところ、1作だけありました。

  • 山崎泰史 詰パラ2002年12月 41手

無仕掛け図式で、正解者3名の超難解作。 完全ならばこれが飛角金銀持駒の長手数記録になるので、長手数記録を狙う方は43手以上で。

さて、本作、持駒が超強力とはいえ、49桂を取られてはダメなので、29飛捨てからはいります。 48玉には57銀から68金まで。 続いて28金、17角、26銀と捨てて玉を26に呼んだら、15銀以下逆に26銀、17角と打っていきます。 15銀に25玉は43角、34合、26金。 16玉は26金、17玉、27金、同玉、26飛、17玉、28銀まで。

  29飛、同玉、28金、同玉、17角、同玉、26銀、同玉、
  15銀、17玉、26銀打、28玉、17角、19玉、

いったん19に逃げて金を使わせます。 29玉型になれば、28金から29飛と打って、初手の48玉以下の変化手順が実現して詰め上がり。

  29金、同玉、28金、39玉、29飛、48玉、57銀、58玉、
  68金 まで23手

29飛、28金、17角、26銀と捨てて15銀を据えれば、後半は(29金捨てが入りますが)逆順に打って行けばOK。 銀と角、金と飛の限定も明快で、シンプルな機構で飛角金銀持駒の理論上の最短手数を実現しました。

68金まで25手解がお二人。 15銀のとき16玉として、25銀、17玉、26銀以下作意順の変化別詰と思われます。 展示室では変化別詰は正解扱いです。 29飛まで25手解がお一人。 こちらは手順がわからないので不正解としましたが、変化別詰と思われる場合は手順をお知らせください。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
こんなに持ち駒が豊富な詰将棋は初めてでした!!!
蛇塚の坂本さん:
1六歩と4九桂の存在は大きいと感じた。
山下誠さん:
素朴な手順だが、この条件で作図するのは大変そう。
S.Kimuraさん:
16の歩から駒がつながっていくとは思いませんでした.
松崎一郎さん:
初形の配置駒がピクリとも動かず。
小山邦明さん:
玉が逃げられた時に詰むように駒打ちを考えていったら解けたが この持駒条件ですっきり解けるのはすばらしい。
おかもとさん:
豪勢な持駒。 飛車や角もベタ打ちして、最短手数にするのも狙いのうちか。
池田俊哉さん:
強力すぎる持駒と思えるが、単純に49に行かれるとおしまいなので、それを防ぐように攻める
上記意味付けから飛と金、角と銀の違いも良く表現できている
占魚亭さん:
17角・26銀・28金・29飛が復活。
inokosatoshiさん:
ほぼ絶対手に近いが、これだけ強力な持駒で見事に詰み上がる。

記録展示室No.158 解答:12名 正解11名(下記)

  池田俊哉さん  市原誠さん  inokosatoshiさん  S.Kimuraさん
  おかもとさん  小山邦明さん  占魚亭さん  蛇塚の坂本さん
  松崎一郎さん  山下誠さん  吉田京平さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。