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詰将棋おもちゃ箱 − 記録に挑戦!記録展示室 No.153
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式) |
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![]() 本作は、初形から推察できた方もいるかもしれませんが、端の配置なしの風船図式長手数記録作(551手)です。 出題後、作者より 暇つぶしで作った冗談作品。「新世界」をもろにパクったので「めっちゃ新世界」と名付けたい。 とコメントが届きましたので、題名を追加しています。
残念ながら早詰がありましたが、持駒変換×多重連取りの構成で、 後に山本昭一さんが本作を発展させた「メタ新世界」で「新扇詰」の長手数記録を更新することになる重要な作品です。 「めっちゃ新世界」は、「新世界」とほぼ同じ構成の手順で、風船図式に仕立て上げたものです。
この繰返しで並んでいると金や歩を取っていくというシンプルなもの。
どこに合駒するか、どの駒で取るかは非限定なので、どの順番でもOKです。
作意手順はその一例ということになりますね。 0:序 45角、44玉、34角、同玉、32飛成、33飛合、 ここで持駒は歩。 この歩の持駒を角に変換する手順を「歩→角変換」と呼ぶことにしましょう。
「 33同龍、同玉、31飛、42玉、51飛成、33玉、31龍、32香合、 持駒が香だった場合は後半の12手だけでOKで「香→角変換」と呼びましょう。 角の筋にと金がある場合は、次の手順で取ることができます。 「 45角、44玉、(67)角、54玉、45角、44玉、34角、同玉、 」 67角の部分はと金の位置によって変わります。 この手順を「奪取(67)」のように表記することにします。 ではこれらの表記を使って手順を進めていきます。
1:67と奪取 「歩→角変換」、「奪取(67)」、 取れる駒はすべて取り切ったところで、収束に入ります。
18:収束 56角、45香合、同角、44玉、33龍、同玉、31飛、42玉、 作者「新世界の劣化パクリ」 ということで、森長さんに怒られそうな作品ですが、風船図式の長手数記録を139手から551手と 大幅に更新する作品なので、記録展示室で出題させていただきました。 なお、手数が少し違う解答もありました。 概ね解けているので正解扱いとしましたが、本解説を参照の上、余詰などありましたらご連絡ください。 それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。
31飛成まで503手解。 56香合をとばした?
31龍まで557手解。 どこかに迂回順が?
551手で作意通り。
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記録展示室No.153 解答:6名 全員正解(下記)
池田俊哉さん S.Kimuraさん おかもとさん たくぼんさん 当選者は、展示室で発表しています。 |