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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.142 やよいさん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
受方・・・最短 10手台

記録展示室No.142 やよい

本作は、 受方六種成の最短手数記録作品(13手)であり、また、全応手成の長手数記録作品(13手)でもあります。

検索してみたところ、受方六種成の作品自体が1作も見つからず、本作が1号局と見られます。 六種不成が創作のテーマとして認知され、たくさん創作されてきたのに対し、六種成はほとんど注目されてこなかったのですね。

作者 「受方六種成の最短手数です。 冴えない手順ですが、この条件では「不動玉周りの狭いスペースでのやり取り」となるため、 同一地点で複数回の駒成をさせること(要は物々交換)が必須のようです。 飛成を限定させるのに苦労しました。」

受方の六種類の駒を成るには12手かかりますから、13手は理論上の最短手数。 この条件では成・不成非限定は致命的なので、どう成限定にするかもポイントです。

それでは手順を見ていきましょう。

  39角、同歩成、58歩、同桂成、同銀、同飛成

初手39角に48合は、56金、同歩、69桂、同銀成、48金以下。
歩と桂は不成とはできませんし、58同飛も不成は47金までなので成限定。

  69桂、同香成、77龍、67銀成

69桂を同銀不成は、58金、同銀不成、47飛以下。
77龍に合駒は飛金が品切れなので、56金、同玉、66龍まで13手駒余り。 67銀不成も同じです。

  同金、同角成、66銀 まで13手

受方六種成の1号局にして理論上の最短手数を実現したのはすごいですね。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

市原誠さん:
何の記録なのか、分かりませんでした…汗

受方の記録は見えにくいのかも。

山下誠さん:
最短の6種成。応手を限定しているところはさすが。
小山邦明さん:
受方の応手が「歩、桂、香、銀、角、飛のすべて成り」の記録作。
取った駒をうまく使い、最後は66に利く駒でないと早詰や駒余りになる事を利用して銀と角を成らせる巧みな構成だと思いました。
蛇塚の坂本さん:
初手が、迷ったけど角斬りの歩補充急務だと思った。
馬屋原さん:
受方6種成の最短手数記録ですね。 いきなり理論上最短記録とは恐れいりました。 実現難易度はかなり高いと思いますが、それを感じさせない自然な構図は余裕すら感じさせます。
inokosatoshiさん:
玉方同成の最短手数達成。 最終玉方2手不成ではダメな点が割り切れていて良い。

移動合が入るので、同成ではないですね。

S.Kimuraさん:
どこから攻めていくのか戸惑いましたが,何の記録か考えたら,初手が分かりました.
しかし,この最短記録がまだ達成されていなかったのは意外ですね.
占魚亭さん:
(受方6種成最短記録)順列も期待したいです。
中村丈志さん:
王手が多くて難しかったです。 画面、印刷、盤に並べてと、次第に見やすくしていきやっと解けました。
おかもとさん:
玉方の6種成。 順列にするのはむずかしそう?
池田俊哉さん:
玉方六種成りの最短手数ですか。 67銀の成りがうまく限定できた感じ。 最初攻め方も趣向かと思ったが銀がダブっていた、残念

記録展示室No.142 解答:11名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  市原誠さん  inokosatoshiさん  馬屋原さん
  S.Kimuraさん  おかもとさん  小山邦明さん  占魚亭さん
  中村丈志さん  蛇塚の坂本さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。