記録に挑戦!は、さまざま条件の最長手数、最短手数の記録から駒数の記録やいろいろな回数の記録など、詰将棋の記録作を一覧できるコーナーです。 
     
    本作は、全手順駒打ちの長手数記録作品(11手)です。
    これまでの記録は5手で、一挙に倍以上に更新しました。
     連続駒打ち(11回)の記録でもありますが、こちらは田島秀男さんの11回の作品が既にありますので、タイ記録になります。 本作はまた、後手の手だけを見ると全て合駒で、全応手合駒(打合のみ)の長手数記録作品(11手)にもなっています。 
     
    初形を見ると玉の逃げ道がたくさんあり、これをどうやって塞いでいくかが問題です。 
     
    飛角香を5方向から打てるので、全部合駒してくれれば逃げ道が塞がって44銀までの詰み(後手の持駒は桂4枚と歩が9枚)。
    しかし、常に逃げる変化があり、王手する順番を考える必要があります。 
     
    65から76、45から34と逃げられると大変そうなので、まずは飛で横を塞ぎたいところ。 
    35飛を先に打つと、45桂合、75飛に74玉と逃げられて失敗。 75飛から35飛の順に打ちます。 
    
      75飛、65桂合、35飛、45桂合、
     
    75飛に46玉なら73角以下、56玉なら57飛以下簡単なので65桂合の一手。 
    35飛に46玉なら57角、同桂成、37銀以下。 56玉なら47銀、同玉、38角、46玉、57角、同桂成、45飛まで11手駒余り。 
     
    横が塞がったところで、今度は斜めを塞ぎに行きます。 
    これも73角が先では、64桂合、37角に56玉で逃れ。 37角が先です。 
    
      37角、46桂合、73角、64桂合、
     
    37角に56玉なら47銀、同玉、38角まで。 
     
    後は前を塞げば1手詰です。 
    
      57香、56歩合、44銀 まで11手
     
    後手は全部駒打ちの合駒。
    そして先手も全て駒打ちで、全手順駒打ちの11手の長手数記録を達成しました。 
    
    作者 「全手順駒打ちの11手詰です。
    おそらく、全手順駒打ちの長手数記録かと思います。
    なお、本記録の理論上の最長手数は、本作に香3枚の王手を加えた17手詰となります。」
     
    それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。 
    
      - のくせにさん:
      
 - 途中手順は読み切れませんが、全手順駒打ちの記録と予想。
    
  
    手順を想像できれば、順番は分からなくても最終手と手数は分かりますね。 
    
      - 金少桂さん:    
      
 - 全手順駒打・全応手合駒の長手数記録かな。
 
      各方向からの王手でできるのはこれが理論上最長。 
      これ以上の13手に更新しようとすると、香車で前方から複数回王手が必要になるので超難易度になりそうです。
      
    
      - 山下誠さん:    
      
 - 飛び道具を使う場所と順序をしっかり限定している。
    
  
    
      - S.Kimuraさん:
      
 - 正しい打ち順を見つけるのに苦労しました.
    
  
    
      - 長谷繁蔵さん:
      
 - 面白い都詰め
    
  
    
      - 津久井康雄さん:
      
 - 当然ながら王手の順番を間違えると詰まない。よくできてますね。
    
  
    
      - 占魚亭さん:  
      
 - なるほど、全手順駒打ちの長手数記録ですか。4連続桂合が見事!
    
  
    
      - Pathfinderさん:
      
 - 合駒は好きなテーマですが、全応手合駒というのも面白いですね。
    
  
    
      - 池田俊哉さん:
      
 - 四桂連合の記録作?全部残ると言う意味では初かも
    
  
    桂合以外も含めた全応手合駒、そして全手順駒打ちの記録でした。 
    
      - 鳥本敦史さん:
      
 - 何がどうだかよくわからないが「何かすごい」というのが正直な印象。
    
  
    
      - 小山邦明さん:
      
 - 連続合駒も虚しく詰み
    
  
    
      - おかもとさん:
      
 - これはこれは、よく成立させたという感じ。
    
  
    
      - 波多野賢太郎さん:
      
 - 王手の順番に意外と悩みました。全応手合駒ですね。よく作ったなぁと思いました。
    
  
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