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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!
 記録展示室 No.115 柏木さん
記録に挑戦!
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棋譜ファイル(柿木将棋kif形式)
出題時のコメント:
・・・の長手数記録 40手台

記録展示室No.115 柏木 この初形と作者名でわかった方もいそうですが、本作は都小駒歩なし煙の長手数記録作品です。 これまでの長手数記録は同じ作者の「段取八分」41手で、本作はそれを2手更新しました。

作者 「今回は都歩無し小駒煙の手数を伸ばすべく再挑戦した物です。 一度タイ記録になって仕舞い、スマホ詰パラへ投稿した物を最終十手目辺りから作り直しております。 無理が祟ってか、他の趣は削れておりますが、楽しんで貰えれば幸です。」

スマホ詰パラ投稿作とは、スマホ詰パラ8706で、こちらは41手のタイ記録。 雪隠の玉が都で詰むのが狙いでした。 本作ではその趣向は崩れたものの、成駒なしは保持したまま2手延長に成功しました。 改作といっても、収束以外ほとんど原作のイメージはなく、新作と考えてよいでしょう。

初手で73金が取れる形ですが、あわてて73香と飛びついては、62玉で、63金、同金、同銀成、同玉、55桂と迫っても、73玉でわずかに詰みません。 まずは61香成で香を入手、71成香と捨ててから72銀成として、64桂とこちらの金の入手を狙います。

  61香成、81玉、71成香、同玉、72銀成、同玉、64桂、81玉、

72銀成を同金は同香成、同玉、64桂とやっぱり金が取れて、どこに逃げても金金香の持駒で捕まります。

72銀成、同玉、64桂に対しては、82玉や83玉では73香成でもう1枚の金も取られて簡単、81玉とかわします。 81玉でも、82金、同玉、73香成とむりやり金をはがす手がありそうですが、同玉、74金、82玉、85香、91玉で今一歩足りません。 そこで、85香と先に打って合駒を請求するのが上手い手段。 84歩合とかしてくれれば、先ほどの82金以下の手順で84香で1歩入手できるので詰むというわけです。 したがって、85香には92玉と逃げて、82香成、同玉となれば、金を温存したまま73の金も取ることができました。

  85香、92玉、82香成、同玉、73香成、同玉、

持駒金2枚になったところで63銀成から74金を狙うのですが、74金の前に47桂を消去して香筋を通しておくのが大事な手。 なぜ消去するのかは、あとの手順をみれば一目瞭然です。

  63銀成、同玉、55桂、73玉、63桂成、同玉、74金、62玉、
  54桂、51玉、52金、同銀、同桂成、同玉、53桂成、同玉、

ここまでくれば、あとはおなじみの詰上りに向かって金銀の軽快な捌き。

  64銀、54玉、65金、同玉、75金上、54玉、63銀不成、55玉、
  54銀成、同玉、64金寄、55玉、65金 まで43手

美しい初形から、都煙へ。 きれいなだけではなく、かなり歯ごたえのある手順で、苦労した解答者が多かったようです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

山下誠さん:
桂香をうまく捌いて、手数を延ばしている。
松本浩一さん(作者):
スマホ詰パラ8706の改作です。苦労した割に二手しか延びて居りません。
大分趣は変りましたのもあり、別物としてどうか楽しんで貰えれば幸です。
おかもとさん:
小駒歩なし都煙の最長記録。けっこう難解。
作品とは関係ないけど、「小駒歩なし」という言葉、なんか矛盾しているような。
「金銀桂香」と書いた方がいいのかな。

歩以外の小駒全駒ということで矛盾はしてないと思いますが、金銀桂香煙といった方が直接的でわかりやすいかもしれませんね。

占魚亭さん:
玉を上げるのに苦労しました。
S.Kimuraさん:
9筋に逃げられても,包囲網があるので大丈夫,ということを理解するのに時間がかかりました.
Pathfinderさん:
48香配置を見て、「この作者ならもしや」と思いましたが、期待を裏切らない都煙詰でした。 成駒のない金銀桂香が成す盤面が美しいですね。
小山邦明さん:
64桂と跳ねて52銀に紐がつけられると解けそうな気がしてきた。
5手目72銀成や、変化で82金捨てのような手順もあり、最後は55玉での「都小駒歩なし煙」と実に良くまとまったという印象です。
池田俊哉さん:
歩なし小駒都けむりの最長手数か。 下段をふさぐ二枚の不動駒は、この条件では仕方ないところか

記録展示室No.115 解答:9名 全員正解(下記)

  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  おかもとさん  キリギリスさん  小山邦明さん
  占魚亭さん  Pathfinderさん  松本浩一さん  山下誠さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。