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詰将棋おもちゃ箱記録に挑戦!

記録展示室 No.64 本間晨一さん

記録に挑戦!
記録に挑戦!
出題時のコメント:
七対子煙短手数記録。20手台

飛車から歩まで7種類の駒を2枚ずつ使用する七対子図式。 枚数も手ごろで、全種類の駒が使用できるので、比較的創作しやすい条件だと思うのですが、 データベースで検索してみたところ4題だけしかありませんでした。 いずれも煙ではないので、七対子煙は本作が初めての作品になります。

初形で分かった方もいたかもしれませんが、記録展示室No.56の飛角金銀煙(TETSU作)と同じく、 伊藤看寿の将棋図巧99番「煙詰」の趣向部分を作品化したものです。 無防備図式の初形から1枚ずつ消えていき、最後は右上で煙詰。 15枚から3枚、12枚消すには25手は必要なので、 本作は七対子煙の短手数記録(25手)を理論上の最短手数で実現しました。

  88龍、67玉、66角成、同玉、
  77龍、65玉、55金、同玉、
  66龍、54玉、53桂成、同玉、44金、同玉、
  55龍、43玉、33銀成、同玉、
  44龍、23玉、22桂成、同玉、
  33龍、11玉、
  22龍 まで25手

作者:
七対子煙の最短手数、無防備玉図式。 特に難しい変化・紛れはありませんので、煙詰を楽しく詰めていただける入門作品と思います。

龍の軌跡が美しい。 だいたい見当のつく手順なので、作者のいうように煙詰の入門用にもぴったりです。

それでは、みなさんの感想を。 解答到着順です。

中澤照夫さん:
看寿のアレンジ版。いつ見ても気持ちの良い流れ。
長谷繁蔵さん:
無防備良し
凡骨生さん:
よく見たら無防備になっており感嘆した。
隅の老人Bさん:
七対子? やはり、これも11とが気に掛かる。
それにしても、いろいろな意味づけで、新記録。
広瀬稔さん:
記録展56の飛角金銀煙と似たタイプですね。スピード感があって気持ちいい手順です。
池田俊哉さん:
斜め追いはすぐに分かったが、53桂成が軽いアクセント
S.Kimuraさん:
初形を見て記録展示室No.56を思い出しました.
そのときは出だしの変化で頭を悩ませられたので,この問題も解くのを敬遠していたのですが、やってみると意外と簡単で助かりました

記録展示室No.64 解答:10名 全員正解(下記)

  嵐田保夫さん  池田俊哉さん  S.Kimuraさん  香箱さん
  隅の老人Bさん  躑躅さん  中澤照夫さん  長谷繁蔵さん
  広瀬稔さん  凡骨生さん

当選者は、全題の解答発表のあと、展示室で発表します。